バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

♪A停で混雑して…

2011年02月06日 21時02分29秒 | バス運転士

今日の仕事の後半は“営業所からA停まで回送で行って、そのままロータリーでも何でもない道端のA停を21分に発車してB駅まで行く”ことから始まったのだが… これがまたいろいろと神経を使わなければならない運行であった。自分のバス1台だけでも、早く行ってしまうと邪魔になるというのに…

他のバスが“営業所の前から実車(乗客あり)で出発して、途中のA停を19分に通ってC駅まで行く”ことになっていた。つまり、2台のバスがまったく同じルートでA停まで行って、そこの発車時刻が2分しか違わないのである。

私は「さっさと先に行って、路上で待っていればいい」とも思ったが、そのA停には、さらにもう1台のバスが某所から別ルートでやってきて、それがまた19分の発車となっていて… もっと言えば、そのA停は某大手ショッピングセンターの駐車場出入口のすぐ近くにあったりして… 私のバスが止まっていることによって、ゴチャゴチャさせてしまうのが嫌だったのである。

そこで、私は「ちょうどA停で追い付くように!」と思って、タイミングを考えながら営業所を出たものの… そうそう上手くいくはずもなく… A停の4つ手前で他のバスに追い付いてしまった。もしも、そのバスが5分くらい遅れていたならば、私のバスのA停発車が遅れてしまうので追い抜いたけれど… ほとんど遅れていなかったようなので、そのまま“順番通り”追走していった。

そして、A停直前の信号で他のバスと離ればなれになり「上手くいった」と思ったのだが、別ルートで来るはずのバスが見えなかった… どうやら遅れていたらしい。が、信号が変わる時には、既に私のバスの発車時刻になっていたので、そのままA停に着けて「C駅行きです」と大きな声で言った。別ルートのバスと間違えられないように…

それなのに… 別路線との最初の分岐点で、A停で乗って助手席に座った男の子が何かボソッと言った… さらに、その次の分岐点で信号待ちしていると、背後席に座っていたその子のお父さんと思われる人物が「○○宮へ行くには、どこで降りたらいいでしょうか…」と言ったのである。

私は“自分のバスのルート、別ルートのバス、○○宮の位置”などを簡単に説明してから… う~む… と少し迷ったけれど、「私のバスは○○宮とは逆方向へ行ってしまうし… まだそれほどバス停から離れていないし…」と思って、安全確認をして前扉を開けた。ふぅ…

その後、私は“A停の近くにある待機場所から出てきて、道端のA停を21分に発車する”ことを3回繰り返したのだが… すべて前述同様、他のバス2台が19分発であった。3台とも同じ営業所のバスなんだから、もう少し発車時刻をずらせるような気もするのだが… きっと何か不都合が… ある… のかなぁ~???