某駅の発車時刻が近づいたので、私はバスのエンジンを掛けて車内案内を始めた。乗客が少なかったので、暖房のスイッチを… と、そこへ一人の女性が駆け込んできた。ちょっとしたドッキリが私の手元を狂わせて、運賃箱のスイッチを切ってしまった…
当然、彼女のカードは入らず、私はすぐにスイッチを入れ直した。そして車内案内の続きを始めたのだが、彼女がカードの挿入に手間取っているようだった。私は「そんなに慌てて入れようとしないで…」と思いながら運賃箱を見て気が付いた。
運賃箱は沈黙したまま、画面も真っ暗… そう、スイッチが入っていなかったのである。私が間違えて隣りのスイッチを入れ、運転席の照明を点けていたようで… 私はすぐに「すいません、もう少し待って下さい」と言いながら運賃箱のスイッチを入れた。5秒… 10秒… 運賃箱が使えるようになるには、パソコンと同じように少々時間がかかるのだ。あぁ、ただ待つだけの時間は長い…
追伸 昨日の午後、午前中とは違う駅からの発着をやりましたが、半数以上がICカード利用者でした。地域と時間によってかなり違いますねぇ…