運転士は、販売用のICカードを持ち歩いている。それ以外に、個人のICカードを持っている運転士もいる。実は、そこに“罠”が潜んでいたのである。
運賃箱の“タッチ部分”に複数枚のICカードを近付けても 、重ねてあれば反応しないので“販売用”は問題ないのだが… 個人的に所有しているカードは一枚だけ… 常に運賃箱の横でアレコレやらなければならない運転士は、正に“危険と隣り合わせ”だったのである。
実際に、それで「ピッピッ」と200円を損した運転士がチラホラいるようで… もしも販売用カードを「ピッピッ」とやってしまったら“買い取り”しなければならないとか… そうか、これが会社の狙いだったのか!(そんな馬鹿な…)
「何がICだ。そんなのInChikiカードだがやぁ~!」なんて言っていたら、私の手元にも“マイICカード”が届いた。私も無駄に「ピッピッ」とやらないうちにカードケースへ入れておこう。しかし、ボケな私は“一枚のカード”を販売する時に「ピッピッ」とやってしまいそうで… 来年の今ごろには、果たして何枚のカードを買い取っていることやら…