バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

女の子男の子

2011年02月24日 17時19分00秒 | バス運転士

バスレーンくねくね路線(運賃後払い)の某バス停で、大人しそうな女の子が、ジッと機械を見つめたまま黙ってカードを通した。私が「ありがとうございました」と言うと、その子のお母さんが私に「ありがとうございました」と言ってバスを降りた… 私がバスを発車させようと扉を閉めたところ、女の子が私に向かって手を振っていた。もちろん、私も手を振って応え、それと同時に元気をもらった!(バスレーンくねくね路線の往復で減少していた私の元気パワーが90%まで回復した!)

その様子を見ながら、ずっと助手席でお喋りしていた母子がいた(お母さんは立っていたけれど…)。とても元気そうな男の子だったので、私は「この子が降りる時には、もっと元気をもらえそうだ」と思った。

そこから3つ先のバス停で、その母子が席を立った。お母さんが小声で「ほら、ここに入れるのよ」と男の子に言い、男の子はジッと運賃投入口を見つめたまま黙って200円を入れた。私が「ありがとうございました」と言うと、と、と… その母子は何か言うどころか、こちらを見ることなく降りてしまった。あぁ… 期待を裏切られてガッカリ気分の私であった…(せっかく回復した元気パワーが70%に減少してしまった…)