ボケは進むよ、どこまでも…

一般的に、年を取ると“健康に関する話題”が増えると言われている。自分が若いうちは「そんなバカなぁ～」と思っていたのだが…　そんなのは遥か昔のことで…　最近の私は“知らないうちに健康に関する話”をしているかも…？？？

ただ、私の場合…　血圧だとか血糖値だとかではなく、ボケの基本とも言える“物忘れの激しさ”についてである。「こんなボケは私だけ？」「みんなも同じようなことをやっているんじゃないだろうか？」「いや、やっていて欲しい！」と祈りながら話して…　「なんだ、みんな一緒かぁ～！」と安心したりする。

先日も、☆☆駅で「○○二丁目に行きますか？」と聞かれて、「どこかで聞いたことがあるなぁ～」と思いながら運行カードをチラッと見て「私のバスは△△二丁目に行くんだよなぁ～」と確認して「行きません」と答えたのだが…

すぐに「あ、すいません。○○二丁目、行きます！　ごめんなさぃ…」と言ってバスに乗ってもらったのだが…　○○二丁目は☆☆駅を出て２つ目、△△二丁目は☆☆駅を出て４つ目…　どちらも、ついさっき自分が走ってきたところなのに忘れているのだ。もう３年目だというのにねぇ～

そんなボケ松井なので、路線間違いなどの運行ミスをしないように“何度も何度も本当に何度も”運転カードと時計を見ながら走っている。「今は◇◇行きだから、この交差点を左折！」と頭の中で分かっていても、見て「よし」＆見て「よし」＆見て「よし」…　「◆◆行き、次は■■停、左折だな」と何度も確認…　そして、交差点の直前で“運転カードの左折マーク”を見て最終確認している。

この最終確認が最も重要で、何度も「この先の交差点を左折！」と確認しながら走ってきても…　その交差点の赤信号で止まった時に、例えば“ミカンの看板”が目に入ったとして…　「あぁ、いつか乗客からミカンをもらったことがあったっけ。そうそう、この交差点を真っ直ぐ行った××停で降りたお婆さんから…」などと思い出した時に信号が青に変わり…　そのまま××停がある方へ直進…　やっちゃう時なんて、そんなもん！　だから私は「間違い防止は、直前の最終確認しかない！」と思っている。

しかし、最近…　その最終確認を忘れることがあるのだ。つまり、それは…　ようやく私も慣れてきたということなのか？　みんなは３か月くらいで慣れるところ、私は３年目にして…（遅すぎ！）　ま、幸い…　最終確認までに何度も確認しているので、今のところ間違えてはいないのだが…　油断大敵！　このままではいつかやってしまうに違いない。さぁ、気を引き締めて、確認＆確認＆確認…　＆最終確認だ！　えっ！？　そんなに何度も確認をするのは、ついさっき確認したことさえ忘れているんじゃないかって？　ハハハ…　笑えねぇ～