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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

今朝の某地区巡回バスもどき

2014年06月14日 19時23分26秒 | バス運転士
今朝の“もどき”一回目の途中… 上り坂の一時停止を鋭角に左折して○○停へ… そこで、明るいスカイブルーの洋服を着て、サングラスをかけたお婆さんが乗った。まだ発車時刻まで30秒くらいあったので、私が「発車までしばらくお待ち下さい」と車内案内をすると、お婆さんは「はぁ~い!」と答えたのだった… 他にも乗客がいたので、私は返事ができなかった。

二回目の“もどき”の途中… 片側二車線の道路にある△△停のベンチに一人のお婆さんが腰掛けていた。私は「ここで待っている人は、大抵☆☆駅行きに乗るんだよなぁ~」と思いながらも、勝手に通過するわけにはいかないので、バスを止めて前扉を開けた。

すると、お婆さんがチョコンと頭を下げたので、私は「えっ!? 乗るのか乗らないのか… どっちだ?」と思った。そんな私の気持ちを察したのか、お婆さんが立ち上がったので、私は「あれまぁ意外な… このバスに乗るんだ!」と思ったのだが… お婆さんはバスには乗らず、深々と頭を下げたのだった… そんな、ご丁寧に… ありがとうございますぅ~

その後、◇◇駅で全員が降り… と思ったら、助手席のお婆さんが座ったまま車内を振り返り「貸切になっちゃった」と言ったので、「それは… 会話への誘い文句なのか?」と思った私はちょっと迷ったけれど「あ、そうですかぁ…」と答えてしまった。すると、お婆さんは“待ってました!”とばかりに話し始めたのだった…

「最近、テレビなんかでバスが叩かれとるけど、ヒドイ話だと思うよ」とか「みんな一所懸命やっとるのに!」とか「私はいつも乗っとるけど、そんな悪い運転士さんなんていないよ」とか「松井さんは××営業所なんだねぇ~ ということは、※※バスの人なんだ」とか何とか… 私も相槌を打つように会話に参加して… (意気投合した二人は、そのままバスで逃避行…) ないない! もうちょっと若い人だったらなぁ~ (贅沢を言うな!)