バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

何も考えていない私、あれこれ考え過ぎな私

2015年05月04日 16時59分28秒 | バス運転士
先日、ある交差点を直進しようと、片側一車線の道路の先頭で信号待ちをしていた。対向車側には2台の右折マイカーが止まっていて… そこへ、私のバスと同系統の逆方向バスがやって来た… と同時に信号が青に変わった。しかし、そこは片側一車線とはいえ、どちらにも右折レーンがあるので問題なかった。

と思って、私は普通に発進したのだが… 逆方向バスが動かなかったので、「ん?」となり… ボケな私はそこでようやく気が付いた。そう、右折マイカーの2台目が左寄りに止まっていて、バス(直進車)の進路妨害をしていたのだ。が、それに気付くのが遅かった私… あぁ~ 悪いことしたなぁ~

また、その後の某総合駅では… 私のバスが出た僅か1分後に、同じ乗り場から他系統バスが出ることになっていたので、私は「時間通り発車しなければ!」と思っていたのだが… そういう時に限って“駆け込み乗車&「ちょっと待って」攻撃”が炸裂! さらに“「私も乗せて!」という援軍”まで現われて… 私は「ごめんねぇ~」とハザードランプを点滅させながら発車した。

某総合駅ターミナルから出てきて、片側三車線の道路へ右折して出るのだが… しばらくは、その先々の信号が青になるまで“交差点内で待機”となる(その間に、1分後の他系統バスが背後に…)。その後、信号が変わって動き出し… その先の大きな交差点を“私のバスは左折、他系統バスは直進”することになるのだが、そこでの信号のタイミングが“微妙”になることが多いのだ。

だから、その交差点付近にある一つ目のバス停の位置が、“私のバスは交差点の手前、他系統バスは交差点を直進した先”にあることや、私のバスの運転時間などを考えて… こういう場合、乗降客がなくても“ハザードランプを点滅させながらバス停で止まって”他系統のバスを先に行かせることが多く、今回もそのように他系統バスがブォ~ンと追い抜いて行って…

それを見た私は「あぁ~ 良かった。先に行ってくれてぇ~」と思った… その時! なぜか分からないが、そのバスがブレーキを踏んで減速したのである。「青信号なのに… 緊急車両!? いや、違う… なんでなんでなんで???」と理解できずにいる間に信号は赤… バスは完全に停止… 結局、私のバスは“犬死に”となってしまった。

その話を休憩室でしていたら、「ひょっとして、その運転士さん… 目撃者からの苦情で“ドライブレコーダー検挙”された人かもしれない」という意見が出たのだが… 確かに… もしも私がドライブレコーダー検挙のような“後出しジャンケン”をやられたら、そうなるだろうなぁ~ さらに、万が一にも“デジタコ検挙”されないよう、法定速度を大幅に下回る速度で走り、バスの遅れが「10分・20分、当たり前ぇ~!」ってなるだろうなぁ~ ハハハ…