バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

究極の… 否、簡単な選択!?

2015年05月10日 20時25分15秒 | バス運転士
始発停で乗せた10人くらいの人たちを、一人か二人ずつ降ろしながら走っていくと、あるバス停に一人のお爺さんが立っていた。そこでも降車ボタンが押されていたので、私は前扉&中扉を同時に開けた。すると、前扉からお爺さんが乗って、中扉付近の席へ… 中扉から小学生二人(多分、姉妹)が降りて、すぐに駆け出して…

その姉妹が、前扉の外を通る時に元気よく「ありがとうございましたぁ~!(×2)」と… 同時に、車内のお爺さんが「終点まで乗ってくで!」と言った。両者へ同時に返事ができない私は、まずは姉妹に「ありがとうございましたぁ~!」と車外スピーカーを通して答えたのだが… すぐに、お爺さんが「終点まで乗ってくで!」と繰り返したので、私は「はい、終点までね」と答えた。

たまに“乗客が自分一人の時”に「何も喋らんでいいからね」という意味で「○○まで…」と言ってくれるお年寄りがいるので、「そういうことかな?」と思ったけれど、乗客の人数を把握できない私は、いつも通り喋りながら走った。と言っても、他の運転士さんたちと比べれば、口数は少なかったと思うけれど…

さて、お爺さんと姉妹に対して同時に返事ができなかった私… その選択肢がお年寄りと子供、しかも男と女となれば… 迷うことはないでしょう! ハハハ… ん? もしも逆だったら… お婆さんと兄弟だったら、どうしたかって!? う~む… 迷うなぁ~ って、迷わねぇよ! そりゃ~ やっぱり“走り去る人”を優先して…

ナニ? 走り去るおじさんと、車内にいるお姉さんだったら、どうするかって!? う~む… 迷ぅ… ナニナニ? 私の腕を叩いて逃げるジジイと、横に立ったまま文句を言い続けているババアだったら、どうするかって!? そりゃ~ ババアを連れてジジイを追い掛けるに決まってんじゃん! ハハハ…(ウソ)