バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

謎の女? 否…

2015年05月21日 22時10分47秒 | バス運転士
先日の夕方、某総合駅を定刻に出発… 1つ目のバス停を通過して、2つ目のバス停で乗降客扱いをして、3つ目のバス停に向かって走っていた。当然のことながら、左車線よりも右車線の方が流れは速く… 私は、バスを追い抜いて行く右車線の車をチラチラと見ていた。すると、1台のタクシーがバスの4~5台前に割り込んだのである。

私が「まさか… そこですぐに止まって客扱いなんてことは… ないよなぁ~!」と思う間もなく、タクシーはハザードランプを点滅させて止まり… 私を含めた左車線の後続車は、すぐに車線変更できず… ただ「乗客の支払いが、すぐに終わりますように!」と祈りながら待つしかなかった。

すると、私の祈りが通じたのか… タクシーの乗客が素早く降りてくれたので、私は「あぁ~ 良かった。目の前の信号を青の内に突破して、次のバス停まで行けそうだ」と思いながら発進… その時、タクシーを降りた女性が必死こいて走っていることに気が付き、「あぁ、彼女も信号が変わらない内に横断歩道を渡りたいんだ」と思った。

が、横断歩道を渡り終えても走り続けている彼女の姿を見た私は「ん? まさか… 次のバス停まで走って… このバスに乗るなんてことは… ないよなぁ~!?」と思いながら彼女を追い抜いた。次のバス停には乗客がいなかったけれど、私は前扉&中扉を開けて降車客扱いを… すると、彼女が駆け込んで来たのである。そして、そこから7つ先のバス停で降りると、スマホを操作しながら歩いて行った…

私は、彼女がバスに乗ってから降りるまで… 否、降りた後も、ず~~~っと「なぜ、彼女はあそこで乗り換えたのか?」と考えていた。仮に“某総合駅でバスに乗り遅れたから、タクシーで追い掛けて来た”として… それならば、バス停まで行けば良さそうなものなのだが…

なぜ、バス停の200~300m手前でタクシーを降りたのだろうか? 再びバスに乗り遅れる危険を冒してまで… タクシーのメーターを見ていて、そろそろ「カシャッ!」と運賃が上がりそうだったのだろうか? それとも、映画のワンシーンを演じているつもりだったのだろうか?(どんな映画やねん!)

そもそも、深夜の最終バスでもないのに… なぜ、そこまでして私のバスに乗らなければならなかったのか…??? う~む、変なオ… ン? ナに!? ひょっとして、私に会いたかったから? あぁ、そうだったのかぁ~! って、やっぱり変な女じゃん。ハハハ…(オマエに言われたくないわぃ!)