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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

新システムによる運行ミス!?

2015年12月14日 21時52分34秒 | バス運転士
人間のやることだから、ちょいちょい運行ミスが起こるのは仕方がないとして… 先月から今月にかけては“降車ボタンが押されているのに、バス停で止まらずに通過してしまう”というミスが続いているという。それは、新たに導入された“運行支援システム”によって、降車ランプの再確認をする機会が減ったことが原因らしい。

運転席から見て… 旧システムでは“いくつかのバス停&現在時刻が表示される画面は右側、全バス停の発車時刻が印刷されている運転カード&降車ランプは左側”にあり、運転士は常に左右をキョロキョロしていたのだが、新システムでは“右側の画面に各バス停の発車時刻も表示されるようになった”ので、左側を見る必要がなくなった… とは言わないけれど、見る頻度が少なくなったのは間違いないのである。

この話を聞いた私は、最初「えっ!? なんで?」と思ったのだが、それはつまり… 路線全般もそうだったように… みんなが3か月くらいで新システムに慣れた(左側を見なくなった)のに対して、ボケな私はまだまだ慣れていない(左側を見てしまう)だけの話なのだ。だから、みんなが完全に順応した頃に、ボケな私は「今頃、何をやっとるの!?」というミスをするに違いない。

そんな私なので、新システムの画面にドキッとさせられることがある。先日も… 始発地点の☆☆駅で発車時刻を迎え、☆☆駅が赤表示(発車時刻前)から黒表示(発車時刻後)に変わって出発… 画面のバス停表示が一つ目の☆☆住宅に変わり、「次は☆☆住宅~」とアナウンスが流れ、すぐに長い赤信号で止まり… 何気なく右側を見た瞬間、「ゲゲッ!」と全身が凍り付いたのだ。

そう、私は… 赤く表示されている“次のバス停”の☆☆住宅を、出発したばかりの☆☆駅と勘違いして、「発車時刻よりも早く出発してしまった!」と思ったのである。もちろん、数秒後には気が付いて「ホッ」としたのだが… 実は、他の路線でも… 途中のバス停を通過した直後、同じように「ゲゲッ!」と思うことがあるのだ。そう、自分で“バス停表示送りボタン”を押しておきながら… やっぱり… 私は救いようがないボケだなぁ~ ハハハ…