バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

朝っぱらから変な音が…

2015年12月17日 21時35分49秒 | バス運転士
毎度毎度の早朝点検… バスの外を回りながらエンジンルームやタイヤなど、中に入って客席や昨夜の忘れ物など… あとは、エンジンを掛けてから運賃箱に金庫などを差し込み、ミラーや機器などのセッティング… 今朝は、古い古い旧システムのバスだったので、自分が走る路線を一つ一つ入力…

と、その時! 「ビィ~~~ン」というか「キュ~~~ン」というか… 変な音が聞こえてきた。私は「ん? まぁ、バスも古いし… いろいろあるんだろう。一度、エンジンを止めてみるか」と思い、キーを回してエンジンストップ… しかし、変な音は鳴り続けていたので、「なんだ、私のバスじゃなかったのか。それにしても何の音だろう?」と思った。

が、なんとなく音源が近いように感じたので、「まさか… ねぇ…」と半信半疑で車内後方へ行ってみたところ… 残念! どうやら私のバスが音源だったようで… すぐに事務所へ電話をして「変な音が… 電話で聞こえますかねぇ?」と言った途端、音が鳴り止んでしまったのだった…

それでも、電話に出た上司が「一応、見に行きます」と言ってくれたので、「試しに、もう一度エンジンを掛けてみるかぁ~」と思ってキーを回したところ… 「ブルルン… キュ~~~ン…」と再び変な音が鳴り出したので、私は「嫌だなぁ~」と思いつつも「今度は上司に音を聞いてもらえる!」と喜んだりして…

ところが! 上司が来た途端、変な音は鳴り止み…(そういうもんだ!) 私は「あれ? 今まで鳴ってたんだけど…」とガッカリ… しかし、変な音は一瞬だけ上司の耳に届いていたようで、「あぁ~ 今、鳴ってましたね。つい先日も、他のバスが同じように鳴ったんだけど… 特に大きな問題はなさそうだから、そのまま様子を見ましょう」ということになった。

約20分後… 出撃する時にエンジンを掛けたのだが、今度は変な音が鳴らず… その後、二度と鳴ることはなかったのである。しかし、まだまだ寒い季節は始まったばかり… 暖かい春が来るまで、古いバスは「膝が痛い!」「腰が痛い!」と悲鳴を上げ続け… ん? そういうオマエは… 頭の中は常に春なのに、どうして“春”は来ないのかって!? ほっとけ!