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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

やっぱり巡回バスは楽しい!?

2016年08月17日 23時25分12秒 | バス運転士
今日は、午前中に某地区(市街地)巡回バス・左回りを2周した。このバスをやる時は、いつも「どうせ途中で時間調整停車することになるし… 特に、複数系統のバスと重なるP停からT停までの区間では、某総合駅行きの邪魔をしたくないからなぁ…」と思って、序盤は2~3分遅れになるようにゆっくりと走っている。

だから、あるバス停で買い物カートを持ったお婆さんが乗ろうとした時… 他の乗客が手伝ってあげようとしたのに、お婆さんが「いいから! いいから!」と拒否して… 結果的に余計な時間を費やしたとしても、私は余裕の笑みを浮かべていられるのだ。例え、しばらく走った後に「乗り間違えた」と言われても、笑顔で対応… ピクピク…

問題の区間(P停からT停)を“5分遅れ”で走っている時には、おばさんから「このバスは何処を回るの?」と“よくある質問”が飛び出した。私が「何処を回るのかと言われても…」と答えると、「T停を南へ行ってから…」と言ったので、「方角を言う人は珍しいなぁ~ 多分、ある程度は分かっている人に違いない」と思った私はバス停の名前を出しながら説明、すぐに話が通じたのだった。

しかし、某病院前停では… 1人の美女(推定30代)がICカードをタッチさせながら「某図書館へ行きますよね?」と言ったので、「はい、あなたの望む所ならば何処へでも!」と… さすがに言えず(当たり前じゃ!)、「え~っと、行きま… ん? 行きませんが…」と答えるしかなかった。私は逆回りだったので…

すると、彼女が「なぜなの? ダーリン!」という顔をしたので(ダーリンは余計じゃ!)、「これは美女と長く話せるチャ~ンス… 否、ちゃんと説明しなければ!」と思った私は、運転カードを手に取って「乗り場は同じですが…」「右回りと左回りがあって…」「このバスだと少し歩いてもらうことに…」などと説明した。

彼女が、ちょっと考えてから「じゃあ、いいです」と言ってICカードを取り出したので、私は「そこへ210円を戻せってか!? そりゃ無理な相談だぜベイビー! だけど… まぁ… しょうがねぇなぁ~」と鼻の下を伸ばしながら、マイポケットマネーの1万円を入金してあげたのだった…(ウソ)