お盆休み… 楽な勤務に不慣れな乗客

今日は、始業点呼が午前１１時頃で終業点呼が午後９時過ぎという１０時間ちょっとの間に、某地区（郊外）巡回バス５周＆巡回バスもどき３周の合計８周を走るコースだった。起終点となる某駅での休憩時間は、５７分（昼食タイム）、２２分、５７分、９分、１５分、４６分（夕食タイム）、１７分の合計３時間４３分…　なんと！　勤務時間の３分の１以上が休憩というコースだったのだ！

おまけに、今は“お盆休み”ということで…　乗客は少ないわ、交通量も少ないわで「楽チン、楽チン、楽チンチン！」であった。ただ、バスに乗り慣れていない人たちもチラホラ…　久しぶりに、運賃箱へ２００円だけ入れて行こうとする女性と遭遇…　私が呼び止めても、一瞬「えっ！？　私、何かした？」という感じであった。

また、あるバス停で乗った女性が千円札を手に「どこへ入れれば…」と戸惑っていたので、私は「後ろに並んでいる男性や子供は家族なのか？　他人なのか？」と思いながら「大人１人ですか？」と尋ねたのだが…　その女性は黙って千円札を挿入口へ入れてしまった。そして、チャラチャラチャラ～っと出てきた釣銭を手に取って数え始めたので、私は「もう２１０円が引かれているので、それはお釣りです」と説明した。

すると、女性は５００円玉以外の小銭をバラバラバラ～っと運賃箱へ投入…　画面には“投入金２９０円”と表示され、余った８０円がチャラチャラ…　今度は、それを手に取ったかと思ったら５００円玉を運賃箱へ投入…　そして、出てくる釣銭には目もくれずに通路を歩いて行こうとしたので、慌てた私は「お釣り、お釣り！」と叫んでしまった。

女性と私がコントのようなヤリトリを繰り広げている間に、女性の横を通り抜けて行った人が何人かいたのだが…　それが女性の家族なのか、フリーパスのお年寄りなのか、タダ乗り狙いの悪人なのか…　私には、確認する余裕がなかった。結局、女性の支払額は大人３人分の６３０円となったわけだが…　子供は中学生ってことなんだろう。

時々、現れるんだよなぁ…　こっちが質問しているのに、“無言で作業を進めようとする人”が…　それは、比較的若い…　私よりも若い女性が多いような気がする。ん？　そっか、そっか。私のようなナイスミドル運転士を目の前にして、ハートがドキドキしちゃって言葉が出てこないのかも…（んなわきゃねぇだろ！　パッと見ただけで“怪しい人物”“危険な人物”だと分かるんだよ。女の勘は鋭いからなぁ～　ハハハ…）