証拠なんていらない！！

今年の春、運転士Ａさんが“毎月１日に上の方の人が乗る”と言われているコースを担当した時に、ちゃ～んと上の方の人を乗せたまま、終点・某総合駅直前の交差点を“矢印信号”で一旦停止せずに左折して降車停へ…　そこでは、たまたま乗客の応対をしていたので、何も言われなかったのだが、後で上の方の人から営業所へ電話があり、「左折時に一旦停止しとらんじゃないか！」という“お叱りメッセージ”が入ったらしい…　その話を聞いた時、私は「くっそぉ～！　やられたぁ～！」と悔し涙を流した。なんちゃって～

また、先輩運転士Ｂさんは、歩車分離式や矢印信号になっている交差点での左折時一旦停止について、あっちこっちに電話を掛けて聞いたようで…　結論は、「歩車分離式などの交差点で左折時一旦停止をするということは、交差点内での円滑な流れを阻害する」ということで、道路交通法に抵触するらしく（以前、運転士Ｃさんも同じことを言っていた）、「もしも、そのような指示をトップが出したという証拠（書類など）があれば、警察の方から“やめるように”忠告する」と言ってくれたそうなのだが…

多分、警察も“そんな証拠などない”と分かって言っているに違いない。が、警察からの忠告なんていらない！　だから、証拠なんていらない！（運転士Ａさんという立派な“証人”はいるけれど…）　運転士の昇級に大きな影響を及ぼすモニター採点シートを使って、“すべての交差点で左折時一旦停止せよ！”と…　我々運転士が“違法行為を強要されている”ということがハッキリしただけで十分である。もちろん、どんな交差点であれ、左折時に安全確認が必要であることは言うまでもない。

あ、そうだ！　警察は、これまでにも“バスを目の敵にして検挙してきた”のだから…　歩車分離式などの交差点で左折時一旦停止しているバスを捕まえればいいじゃんねぇ～　それが何件か続けば、さすがに“モニター採点シートで良い点数を取っている運転士”も黙ってはいないだろうし、少しは上の方の人も目が覚めるかも…　まぁ、そういう話だったら、私も喜んで捕まってあげますよ！　って…　待てよ。それは、警察に捕まるまで左折時一旦停止し続けなければいけないという…　そりゃ無理だ。ごめん！　ハハハ…