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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

勉強しに来た!?

2016年08月27日 20時22分40秒 | バス運転士
昨日の夕方、A駅発・営業所前ターミナル行き… 乗り場で待っていた10人くらいの乗車が完了する頃、前扉の外に“見慣れた制服姿の男性”がいることに気が付いた。そして、彼は最後に乗ってくるなり「勉強させてもらいに来ました。宜しくお願いします」と言った。

ちょっと前にも、“新しい運転士さんが、自分の休日に私服で乗ってきた”という話を書いた記憶があるけれど、今回は制服(勤務中)で… 上司から「先輩のバスに乗って、プロの運転士というのはどういうものか勉強してこい」と言われて、“乗るべきバス7~8台(運転士名入り)のリスト”を手渡されたそうだ。

私は、発車時刻になってA駅停を発車… いきなり大きな交差点を左折するのだが、青信号になってから“それなりの時間”が経っていたので、「そろそろ信号が変わりそうだなぁ~ 変わるなら早く変わってくれないかなぁ~」と思いながら、アクセルを踏み込まずに惰性で交差点へ接近して行った。

が、前方に見えている車両用信号は青… まだ青… 変わらず青… 交差点に近付くことによって見えてきた歩行者信号は… 赤!? しかし、車両用はまだ青… 「うわぁ~ 最高の… 否、最悪のタイミングだぁ~」と思いながら交差点に進入… それと同時に、車両用信号が青から黄、赤に変わり… 私は安全確認をしながら“スムーズに左折”したのだった。

それにしても、新人さんに勉強させるための乗り回りリストの最後が、よりによって私だったとは…??? 私は、彼に「私のバスに乗っても勉強にならないと思うんだけど… あぁ~! 多分、反面教師ということかもね。優秀な運転士さん6~7人のバスに乗った後、最後に悪い見本を見れば、その違いがよく分かるからなぁ~」と言って笑った。(いや、多分… 勉強するためのバスに乗り回った後、営業所へ帰って来る“ちょうど良い時間のバス”の運転士が、たまたまオマエだっただけだろ? ハハハ…)