goo blog サービス終了のお知らせ 

バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

駆け込み&駆け込みの後に…

2016年11月17日 20時51分36秒 | バス運転士
今日の乗務前半は、某所を起点にJR某駅行きとA駅経由B駅行きを合わせて3往復だった。いずれも途中までは定刻で走っていたせいか、今朝は特に駆け込み乗車が多かった。バス停で乗車客扱いをしている間に走って来る人はもちろん、着席確認後に扉を閉めて発車しようとした瞬間“走って来る人を発見してしまった”ということが何度もあり、それだけで10人以上は乗せただろうか…

また、駆け込み乗車となると、当然のことながら財布を出すとか… ICカードを間違えるとか… 毎度お馴染みの「1日乗車券ください」もあり… 気が付けば2~3分遅れになっていた。さらに、1人の駆け込み乗車を完了して扉を閉めた途端、5~6m前方を歩いていた人が急に走り出したりして… 「なんなんだよ!」と思いながら、3回も扉開閉をしたこともあった。

実は、その3回目の扉開閉直後… 50mくらい前方から走って来るお婆さんを発見したのだが、さすがに「今は通勤通学時間帯だし… バスの本数が多い路線だから、5分も経たない内にA駅行きが来るし… そのお婆さんで最後だとは限らないもんなぁ~!」と思って発車した。もしも、それが本数の少ない路線だったら、待ってあげたんだけどねぇ…

乗務前半の最後、JR某駅から戻って来る途中では… 降車ランプの未点灯とバス停の無人を確認しながら「◎◎停、通過します」と言って通過した瞬間! 「ピンポ~ン」と降車ブザーが鳴ったので、私は緩やかに減速させながら「次でよろしいですか? それともこちらですか?」と問い掛けたところ… 1人の美女(推定30代の奥様)が立ち上がり、苦笑いを浮かべながら「すいません、ここで…」と言ったので、バスを止めて中扉を開けたのだが… つい「駆け込み乗車の次は、押し忘れ降車かい!」と思って、昨日の“美女にも気さくに声を掛けるぞ!”という誓いをすっかり忘れてしまった私であった…