バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

どこかで聞いたバス停

2016年11月10日 22時34分26秒 | バス運転士
今日の私は昼前出勤… ということで、11時過ぎに自分の乗るバスが止めてある営業所前ターミナルへ出た… その時、「車掌さ~ん、車掌さ~ん!」という声が聞こえたので、反射的にそちらへ視線を移したところ… 1人の男性がこちらを見ていたので、私は「車掌ではないのだが… それにしても変なイントネーションだなぁ~ もしも女性の声だったら“社長さん”って聞こえてたよ」と思いながら「なんでしょう」と答えた。

すると、その男性(推定50~60代の日本人)が「△△山の某コンビニに行きたいんだけど…」と言ったので、私は「ん? △△山? どこかで聞いたことがあるような… あぁ~! 完全弊社時代に走っていた路線のバス停で、今の営業所の路線ならば、◇◇山停が近いな」と思って、「それならば2番乗り場から出ているバスが近くを通りますが…」と言いながら、バス停の方へ連れて行った。

そこで、時刻表と路線図(地図)を指差しながら… と言っても、その路線図には完全弊社の路線やバス停は書かれていないので、「ここから出るバスは、ここを通って… △△山は、だいたいこの辺りなんですけどぉ…」と説明したところ、最初は「タクシーで行った方が早いかなぁ?」と言っていた男性が“あと10分くらい待てば、◇◇山停を通るバスが出る”と知って、「ありがとう」と言いながらベンチに腰掛けたのだった。

“一仕事”終えた私は、様々なセッティングをするためにバスへ… その時、自分が地図を持っていることを思い出し、再びベンチに座っている男性のところへ… その地図には、完全弊社の路線も△△山のバス停も某コンビニも載っていたので、「◇◇停から某コンビニまで、400mくらいですかねぇ…」などの説明をした。おじさん! 実際に完全弊社の△△山を通る路線を走っていて… しかも、出撃準備中で時間に余裕があった私に声を掛けたアナタはツイている! もしも、某コンビニへアルバイトの面接に行くところだったとしたら、間違いなく採用されるでしょう! と言いたいところだが… きっと駄目だろうなぁ~ だって、酒臭かったんだもん…(さすがに面接はないだろう! そういうオマエこそ、昇級試験の時に酒を飲んで行ったらどうだ? ハハハ…)