バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

慣れるまではペース配分が難しい

2017年04月18日 22時38分30秒 | バス運転士
昨日の朝9時台、今年度に入って初めて☆☆駅の路線を走ったのだが… 途中の運行時間がちょいちょい長くなっていて驚いた。基本的にバス停一区間は1分の場合が多いのだが、「2分、3分当たり前~!」という感じで、中には4分も取ってある区間があったりして… とても走りにくかった。

実際、途中で時間調整停車の連続となってしまい… あるバス停で時間調整停車後に発車、制限速度の40キロ以下で走行、約1分で次のバス停に到着、「発車時刻まで2分ほどお待ち下さい」と案内することになってしまった。通勤通学時間帯後の住宅地は静けさに包まれていて、うかつにオナラもできないほどだった…(するなよ!)

長い長い2分が経とうとした時、一人のお婆さんが「もう一人、来るで…」と言いながら乗ってきたので、私は「はて、いずこに…」と思いながら左ミラーを見た。すると、20~30m後方の歩道上で寝ている人が…(こらこら!) 否、“もう一人”と思われる人が横になってモゾモゾと動いていたのである。

私が「まさか、あれが… ひょっとしてコケタのか…???」と考えている間に、お婆さんは「お爺さん、遅いねぇ~」と言いながら前扉から顔を出し、「あれ、お爺さんどうしたのぉ~」と慌てる様子もなく声を掛け… すぐに「あのぉ、どうぞ行って下さい」と言ってバスから降りて行ったのだった…

その後、10時台の☆☆駅行きで… 私が「さっきは2分も早くバス停に着いて止まっていたから、お爺さんが“バスに乗り遅れちゃう!”と慌てて歩いて転んだに違いない… 今度はもっとゆっくり行かなければ!」と思いながら走っていたところ… 9時台よりも運行時間が短くなっとるわ、フリーパス敬老軍団が続々と乗るわで、10分くらい遅れてしまったのだった… あ~ぁ…