バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

乗る… 乗る乗る乗るぅ〜

2017年04月20日 20時56分05秒 | バス運転士
朝の通勤通学時間帯… 乗客のいないバス停はほとんどなく、場所によっては大勢の乗客が並んで待っている。しかし、複数の系統が通っているバス停では、自分のバスに一人も乗らないなんてこともある。言うまでもなく、他系統バスを待っているのだが…

私のバスが“人気のない路線”ならばともかく、決してそういうわけではないので、一瞬「えっ!?」と思ってしまう。しかし、その後しばらく(バス停3つか4つ)走って行くと“同じ方面へ行くバス”に追いつき、「そういうことだったのか」と納得するのである。

今朝は、その逆… あるバス停に男性一人だけが立っていて… “バスの進行方向と同じ方向を向いて”電話をしていた。私はバスを止め、前扉を開けて「◎◎駅行きです」と言ったのだが、男性に動きが見られなかったので、私は「他系統バスだな」と判断して扉を閉め、右ウインカーを出して発車…

と思ったら、前扉の外へ来て「乗せてくれぇ〜!」と手を挙げて電話を切ったのである。私は「そんなアホなぁ〜 こんな大きなバスがすぐ横に来ても気が付かないなんて… 一体、どんな話をしていたのだろうか?」と思いながら再び前扉を開けたのだった…

夕方、某バス停の近くにある大きな会社で研修が行われているのか、ブラックスーツ新入軍団が乗車… こちらはこちらで“中高生とは違った新鮮味”が… ん? そうか! 春は新たな出会いの季節… 今朝の男性の電話は“合コンの打ち合わせ”だったに違いない! じゃ、しょうがねぇな。ハハハ…