バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

一体、何処へ行きたかったのか???

2017年04月23日 20時10分14秒 | バス運転士
今日の午後、某地区(市街地)巡回バスを担当していた時のこと… 右回りの後半に某運動場交差点を二回通るのだが、その一回目に「ご乗車ありがとうございました。終点…」と言い掛けた私… んが! しらばっくれて「某運動場停です。お忘れ物ごさいませんようお確かめ下さい」と言い切ったのだった… だって、巡回以外の路線は、そこが終点なんだもぉ~ん!(何が“だもぉ~ん”だよ! いい年こいたオッサンが… 気持ち悪ぃ!)

さて、その次のバス停で乗降客扱いをして発車… そこから150mくらい先の交差点で信号待ち… 「そろそろ信号が青に変わりそうだ」と思った時、前扉の外で動く何かが視界に入ったので、ついチラッと見てしまった。すると、一人の外国人男性が「(バス停は)アッチ?」という感じでバスの進行方向を指差したので、私は反射的に「アッチ!」と指差してからバスを発進させ… それと同時に、外国人男性も走り出したのだった。

そこから次のバス停まで、約300mの登り坂… 私は「まさか本気で乗るつもりなのかなぁ~??? 普通は走らないよなぁ~???」と思いながら、次のバス停を通過… 「いや、バス停を指差してしまった以上、待たなければいけないだろう!」と思い直し、バス停で止まって前扉を開けた。そして左ミラーをジッと見る私… 「来る、来ない、来る、来ない…(花占いかよ!)」と思っていたら、通りすがりのお婆さんが「一区間だけ…」と言いながら、お孫さんを連れて乗ってきたので驚いた。

その間に、前方交差点の信号が赤に変わったので、「あの信号が青に変わるまで待つことにしよう!」と思った… その時! 左ミラーに“坂を駆けるジョージ(勝手に名前を付けるなよ!)”が映ったのだった。しばらくして、彼が「ゼェゼェ、ハァハァ、アリガトウ」と言いながら土日切符を提示したので、私は「A駅?」と確認… すると、彼が「ハイ」と答えたので、私は安心して扉を閉めて発車したのだが… すぐに彼が「ナ●ヤシティー?」と言ったのが聞こえた。

英語が苦手な私は「えっ!? 名●屋市って… ここも名古●市なんだけど… 名●屋駅のことかなぁ? どういう意味なんだろう? えぇ~い! 運転中じゃ、何もできないよぉ~」と思いながら、チラッと横目で彼を見ただけ… すると、さっきのバス停から二つ進んだだけなのに、彼は黙って降りて行ってしまったのだった… 一体、どういうこと? やっぱり某総合駅へ行きたかったのかな? それとも市内中心部? う~む… YOUは何しに名古●市へ!?