以前、書いたように… 弊社では運転士一人に一台、携帯アルコールチェッカーが貸与されている。そして「出勤前に必ず自宅で使用し、その数値が0.00以外だった場合は営業所へ電話をして… 絶対に出勤してくるんじゃねぇぞ!」と言われている。ちょっと言葉のニュアンスは違うかもしれないけれど… ま、そういうことになっている。
飲酒であろうがなかろうが、上の方は「とにかくアルコールチェッカー様の出した数値がすべてだ!」と言っているらしい。それに対して私は「何のための対面点呼なんだよ! 人を信用しないで… まったく…」と思っているので、ずっとアルコールチェッカーを使っていなかった。が、「せっかく、こんなオモチャを貸してもらっているのだから…」と思い直して、2~3か月前から使うようになった。
最初は「粕漬けは、いかにもアルコールって感じだけど… “黄色いたくあん”はどうなんだろう?」と思って、それを口に入れて噛んで… まずは、まだたくあんが口の中にある時に「フゥ~!」やってみたところ… アルコールチェッカー様が「0.25」という数値を出したので驚いた。その後、すぐにたくあんを飲み込んで、口の中に残っていない状態にして再び「フゥ~!」とやってみたのだが… まだ「0.05」という数値が出たので、さらにもう一度やってみたところ、ようやく「0.00」になった。
その時に「意外と面白い」と思った私は、その後もアルコールチェッカーの存在を思い出すたびに使ってメモして… 今回、その結果を大大大発表~!(そんな大袈裟な… バラエティー番組じゃあるまいし…) アルコールチェッカーが出した数値は、順に「まだ口の中にある(固形物のみ)」→「飲み込んだ直後」→「その後もう一度」→「さらにもう一度」… と、数値が「0.00」になるまでやってみた。もちろん、最初から「0.00」のモノもある。
ミントガム=0.00
お茶=0.00
温めた焼きそばパン=0.40→0.08→0.00
味付け海苔=0.00
アツアツの鍋・みそ味=0.10→0.00
天然酵母パン=0.29→0.28→0.14→0.09→0.05→0.06→0.00
(なぜか一度だけ数値が上がっているが… ゲップでもしたのか? 覚えていない…)
納豆=0.00
カレーラーメン=0.00
長期保存可能ワッフル=0.29→0.20→0.12→0.08→0.05→0.00
酒種あんぱん=0.26→0.11→0.10→0.00
1本100円くらいの栄養ドリンク・医薬部外品
0.00
1本500円くらいの栄養ドリンク・医薬品
0.67→0.18→0.05→0.05→0.00
(なぜか一度だけ数値が下がらなかったが… またゲップ!? 覚えていない…)
「医薬品にはアルコールが入っている」と聞いたことがあるけれど、さすが貫録の「0.67」である。そこで私は「こりゃ、いかにも効きそうな気がするなぁ~!(アルコールの数値が高ければ効くと思うなら、薬の代わりにウォッカでも飲んでろ!)」と思ったのだが…
某社のチョコパイ
0.67→0.14→0.07→0.00
という数値を見て驚いた。確かに、開封した瞬間にアルコール臭がするもんなぁ~ しかし、所詮はお菓子… 5分も待てば「0.00」になるので問題はない… はず… なのだが… そこで、万が一! 営業所の機械が「0.00」以外の数値を出したら、素直に「はい、クビですね」と… 言いませんよ! アホらしい… チョコパイでクビだなんて… ねぇ~!
先々月のモニター採点シートは0枚… 通常は“一度も乗られなかった”ということになるのだが… ひょっとして、私の採点シートが珍しく100点だったので「これは何かの間違いだ!」と破棄されたのかも!?(ないない、絶対にない!) もしも、そうだとしたら… それは正解! 私も「何かの間違いだ」と思うから! ハハハ…
さて、先月のモニター採点シートは1枚だけで、65点だった。ま、点数はいいとして… そのモニターは途中から乗ったようで、「出発が9分遅れ」と書いてあり、「乗車人員約35名」とも書いてあった。モニターが乗る昼間に、そんな状態になっていたということは… バス路線沿いで新入社員研修か入学式でもあったのだろう。
また、接客態度の項目で「乗客からの質問に対する応対」や「運賃箱エラー時の応対」があったとチェックされており、印象点の項目では「終点の降車停の中扉の位置に“時刻表の看板”があって、高齢者やベビーカーの人が少し降りにくそうだった」と書かれていて… ちょっとレアな運行だったようだ。
さて、その降車停が何処なのか分からないけれど、もしも某総合駅だとしたら… 私は「いつ後続のバスが来るか分からないので、なるべく前に詰めて止まりたい」と思うし、そこにマイカーやタクシーが止まっていることも日常茶飯事だし… もっと言えば、前扉を合わせれば中扉が合わず、中扉を合わせれば前扉が合わず… ということもあるのだ。
なぁ~んて、上の方は運転士の言い分を聞くつもりなんてサラサラないからねぇ… モニター様の採点がすべてだからねぇ… その採点がモニター様によってバラバラで、「いつも同じようにキチンとやっているのに… ヤル気を失った」と言っている運転士さんもいるんだけどねぇ…
これまた以前にも書いたけれど、その時に言ってもらわないと「改善の余地があるかどうか?」「どのように改善すれば良いのか?」と考えようがないのである。ま、モニターが覆面調査を前提としているので、その場では言えないのだろうが… 私の場合、モニターなんて関係ないんだから、その場で言ってくれないかなぁ… その人の特徴については誰にも言わないからさぁ~
あ、そうそう! 昨日の営業所前ターミナル発・某駅行きで、数名の乗車があったのだが… 私は、最後に乗ったお婆さんの顔を見て驚いた。ちょっと化粧が派手というか何というか… それが私の気持ちを惹き付けてしまい、珍しく「ひょっとして!?」と思ったら… やはり、これまでに聞いているモニターの特徴に合致したのである。
だからといって、私はいつもと変わらないのだが… もしも、その人がモニターだったとしたら、こんな私に「おや?」と思われてしまうのはどうなんだろうか… うん、こりゃモニターにもスタイリストが必要かもしれないなぁ~! ハハハ… (昔から、寝ぐせ付きのヘア&よそ行きのジャージがトレードマークのおまえに言われたくないわぃ!)
今日は… 私が前回やった時には“ある交差点の手前のバス停を2分くらい遅れて発車したら、別系統の☆☆駅行きが左から右へ走って行き、私はその後に交差点を右折して行った”のだが、その翌日の運転士さんは同じように行ったのに、別系統のバスの前になってしまった… というコースを担当した。
で、今朝の私は… 7時ちょっと前に某駅を発車して、バス停を3つ進んだ時点で早くも遅れはじめ… その後、国道を東へ横切り、3つのバス停で乗降客扱いをしてから、再び国道を西へ横切ったのだが… その交差点の長ぁ~い赤信号で2度ともガッツリと止められてしまい、例のバス停では4~5分も遅れていた。
そのバス停で20人くらいが乗車中… 何気なく前方の交差点を見たら、信号待ちをしていたバスが左から右へ動き出したところだった… そう、別系統の☆☆駅行き(私のバスの6分後に某駅を発車したバス)である。私は「あれまぁ~ 今回はどちらも前回以上に遅れてしまったのかぁ…」と思った。(別系統のバスの運転士さんが同じ人かどうか分からないけれど…)
別系統のバスが行った2分くらい後… 私は「みんな、さっきのバスに乗って行っちゃったかな?」と思いながら右折して… 次のバス停で1人だけ&ICカードに入金、その次のバス停で1人だけ、その次のバス停は通過したけれど… その次のバス停には15~16人が並んでいた。どうやら、先に行ったバスに乗り切れなかったようだ。
が、私のバスも… もともと例の交差点までに40人以上は乗っているので「少しずつ順に奥の方へお詰め願います」と言わなければならない状態になってしまい… さらに、その次のバス停では、待っていた男性に「次のバスに乗ります」と言われてしまった。そこでミラーを見ると、いつの間にか後ろにバスが来ていたのだった…
まぁ… つまり… 平日の朝の☆☆駅行きは、遅かれ早かれ超満員になり… 私のバスに乗れなくて、乗客を置き去りにしたとしても… あっちこっちから様々な系統のバスが来るから“心配無用”ということか! ならば次回は「満員でぇ~す」と言いながらサッサと通過… したら、一発で苦情だろうなぁ~(当たり前じゃ!)
ちなみに… 約80分後の8時過ぎ、再び某駅から☆☆駅に向かって発車したのだが… 今度はスイスイ! 例のバス停では約1分の時間調整停車をしたほどで… 私は「これでは、次のバス停でも時間が余ってしまうなぁ~」と、別系統のバスの邪魔になることを心配したのだが… バスが来ることもなく、超満員になることもなく、普通に走ることができた。この仕事… 何事もなく、普通が一番である。
月に一度の運転士ミーティングでは、事故映像の他に“事故の一歩手前”と言えるヒヤリハット映像も見る。先月の運転士ミーティングでも、いくつかの映像を見せてもらったのだが… 1つだけ「???」という映像があった。
そこはT字路の突き当たりで、左車線は左折専用、右車線は左折&右折となっている。が、右折する車は比較的少なく、だいたい2列に並んで車が左折している… ただ、道幅が広いわけではないので、左車線のバスが左折する時には、右車線の左折車に少し待ってもらわなければならない。
で、その映像とは… “右車線から左折する”ために信号待ちをしているバス(回送)のカメラで撮影されたもので、左前には別のバス(実車)が止まっているところからスタートした。
信号が青になり、左前のバスが動き出し、カメラのバスもゆっくりと動き出し… 前のバスが左折して行き、T字路の右奥から来た自転車が、左折したバスの後ろを横断して来た… ただそれだけ… 私は「えっ!? 何が???」と思ったのだが…
やはりというか、まさかというか… 前のバスが“モニターのチェック項目にも入っている、左折時の一旦停止をしていない”ということを言いたいための映像だったらしく… 「あれはヒヤリハットじゃなくて、チクリハットだ」という噂が流れているが、その通りである。
そんな映像を申告する方もする方だが、採用する方もする方だと思っていたら… 誰かが「ヒヤリハット映像がネタ切れだったんじゃない?」と言ったので、私は「ふ~ん… 仕方なく? そうだよなぁ~ そんな運転士同士で監視し合うことを推奨するなんて… 昔の日本か、現在の某国だよなぁ~! ホントに!!!」と思った。
ネタ切れならネタ切れって言ってくれれば、私のバスでヒヤリハット映像が撮れるように運転してあげたのになぁ~ ハハハ…(不器用なオマエに、そんな器用なマネが出来るか! そもそも危険だろ! ヒヤリハットじゃなくてコスリザットか“オーマイガッ!”になるぞぉ~)
先日の某地区巡回バス4連発の前に“巡回もどき”2連発を走ったのだが… 例の“1分でも遅れたら文句を言うジジイ”が出没する1周目… ここ何回か“運悪く”遅れずに走れていたので、楽しみにしている“ジジイ節”を聞けなかったのだが…
その朝は、久々に信号とバス停のタイミングが合わず“1分30秒も”遅れてしまい… 私は「やった~! 久しぶりに聞けるぞぉ~! しかし、こんなゴールデンウイーク中に乗ってくるのだろうか?」と思いながら、くの字の道路を曲がっ…
すると、バス停に一つの人影が… 白髪の頭をガチッと固め、薄茶のスーツをビシッと決め、時刻表とバスを交互に見ながら立っていた。そして私が前扉を開けると! 無言でフリーパスを提示しただけ… なんで? 人間が丸くなったのかなぁ~ ガッカリ…
その後の某地区巡回バスの時… 途中の○○駅のバス停で、お婆さん1人だけが待っていた。私が扉を開けると、「このバスは△△公園に行くかねぇ?」と言ったので、私は「いえ… 今、△△公園の方から来たんですよぉ…」と答えた。
それなのに、お婆さんがバスに乗ろうとしたので、私は慌てて「このバスは某駅が終点なので△△公園には行きませんよ。もうすぐ反対方向のバスが来るので、それに乗って下さい」というような説明をしたのだが…
お婆さんは「あぁ、ええわ。行くの、私じゃないもんで…」と言いながら、席に座ったのだった… そんな、お婆さん… 私じゃないって… 他に誰もいないじゃないですかぁ~!!! ん? ひょっとして… お婆さんだけに見えている人が言ってるってことですかぁ~??? それはブルース・ウィリスかな? ハハハ…(古い!)