バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

雪道を走った翌日は…

2016年01月21日 21時32分53秒 | バス運転士
昨日の雪道走行の後に昼寝休憩で2時間くらい寝て… 帰宅してから今朝まで5時間くらい寝たのに… ず~~~っと睡魔に襲われっぱなしである。やはり、慣れない雪道走行の精神的疲労が抜け切っていないのかもしれない。そのせいか、今日は特にボケが多かったような…(いつものことだろうがぁ~!)

某地区巡回バス&某地区巡回もどきバスをやっていた時のこと… “巡回専用バス停”の名前を間違えたり、止まらなくていいバス停で止まりそうになったり… 外人さんから「○○バシ、イキマスカ?」と聞かれて、「はい、行きますよ」と答えながら運転カードに漢字で書かれている“○○橋”を指差したり…

また、某駅での休憩タイムにバスから降りようとした時のこと… “輪留め”がないことに気が付いて、「ゲゲッ… 営業所に置いて来ちゃったのか!?」と心臓が止まりそうになりながら、「でも、トイレに行きたいしなぁ~」とバスから降りたところ、左前輪にはシッカリと輪留めが… そう、カバンなどを持って降りる前に、一度降りて自分でやったのを忘れていたのだ。

しかし、ボケてばかりではなかった。あるバス停に接近中、歩道を走っている“見慣れない乙女たち”を発見した時のこと… 私のバスは56分発で、運転カードには“57分発の他系統バスがある”という意味の数字が書いてあり… どちらも終点は某駅なのだが、他系統バスが6~7分で行くところ、私の巡回バスは10分くらい“寄り道”してから行くので、到着が遅くなるのだ。

そこで、バス停で止まって扉を開けた私が「巡回バスで~す。某駅には、この後に来るバスの方が早く着きますよ」と案内したところ、乙女たちが「じゃあ、いいです」と納得してくれたので、扉を閉めて発車… と、その時! すでに時刻が“59分”であることに気が付いた私は、再び扉を開けて「もしも57分が行った後だったら、このバスに乗ってもらった方が…」と案内した。

すると、乙女たちは「じゃあ、乗ろう」「ありがとうございます」と言いながら乗ったのだった… いやぁ~ ボケまくりの私が、よく気が付いたなぁ~ 自画自賛…(何を言っとるか! ただ、目の前にいる若い女性たちを、自分のバスに乗せる理由を探していただけじゃないのかぁ~? ハハハ…)

今朝は雪で大変なことに…

2016年01月20日 21時53分14秒 | バス運転士
朝3時半に起きた時には降っていなかったのに、自宅を出る時には雪が降り始め… あれよあれよという間に白くなり… それでも、最初は「バスはスタッドレスタイヤをはいているんだし、チェーンを巻くほどではなさそうだ」と思っていた。


しかし、6時過ぎになって、私よりも先に営業所を出るバスの運転士さんが左後輪にチェーンを巻き始めたので、私も左後輪に巻いてから出撃したのだが… 始発地点の某所を出てすぐの上り坂で“滑って発進できないマイカー”に遭遇… そこで止まった私のバスも発進できなくなってしまったのである。


結局、その場で右後輪にもチェーンを巻くことになり、20分以上も遅れて再発進… 当然のことながらバスは超満員… 放置車両もあったりして道路は渋滞… 途中のA駅を経由して… 終点B駅には1時間近く遅れての到着となってしまった。


その折り返しも超満員… 二度目のA駅経由B駅行きも超満員で40分くらい遅れ… 終点B駅でチェーンを外している間に、後から来た同系統バスが先に出て行ったのだが… 乗客も交通量も少なくなっていたのに、なぜかA駅ターミナルで追い付いてしまった。


営業所へ戻った時に、その運転士さんに聞いたところ… ある男性が“バスから降りる時に転倒した”ということで救急車を呼んだらしい。ところが! 駆け付けた救急隊員が、その男性に向かって「タクシー代わりには使えませんよ!」と言うと、その“常習犯”は地下鉄の出入口へ消えて行ったとか…


あぁ~、もしもB駅でチェーンを外していなかったら、私が“美味しいネタ”を乗せられたのになぁ~ ハハハ…(実は、いつものように今朝の話を書き始めたところ… とても書き切れそうにないので、詳細は月刊の方へアップします。今月中には…)

発車時刻まで、あと何分?

2016年01月19日 21時31分30秒 | バス運転士
以前にも書いたように… 運行支援システムの“交差点直前での矢印表示”は、思ったほど効果がないけれど、終点の降車停から待機場所へ移動した後、もう一度バス停表示送りボタンを押して“次発転回”という表示にしておくと… その後、待機場所から乗り場へ移動を開始するべき時刻まで“あと何分”と表示され、発車時刻の数分前(待機場所と乗り場の位置関係等によって異なる)に「発車(乗り場への移動開始)1分前です」と教えてくれるのでありがたい。

また、回送で営業所を出るべき時刻も表示され、そこでも「発車(営業所を出る時刻の)1分前です」と教えてくれる。そして、始発地点へ向かっている途中… その時刻の横に“営業所を出てから何分”という意味の数字が「+1、+2、+3…」と、1分ずつ上がっていく。これが通常の運行中であれば“何分遅れ”という意味になるのだが、回送中はあまり意味がない。

その時、私は「営業所を出てから何分経ったかではなく、始発地点の発車時刻まで何分なのか知りたいなぁ~ あっ、そうだ! 終点に到着した時のように、バス停表示送りボタンを押せば、“発車時刻まで、あと何分”という意味の数字が「-10、-9、-8…」と、1分ずつ下がっていくではないか!」と思って、そのボタンを「ポン!」と叩いた。

すると、「○○系統、△△経由◇◇行きです~」というコンピューター音声が流れ、まだ回送中なのに行き先が出てしまったのである。ビックリした私は慌てて画面を操作… しかし、走行中は操作できずに「ピー!」というエラー音が鳴り響くだけ… 赤信号で止まった時に、急いで予約画面から回送を選択… それからバス停表示送りボタンを「ポン!」と叩いて回送に戻したボケであった…

そうそう、決められた時刻よりも早めに回送で営業所を出ると… 始発地点へ向かっている途中なのに、突然「発車(営業所を出る時刻の)1分前です」とコンピューター音声が流れるので、「ゲゲッ… もう、そんな時間!? 間に合わないじゃん」と、ほんの一瞬ではあるが「ドキッ!」としてしまう… ボケで小心者の私である。


運気上昇の気配!?

2016年01月18日 23時30分59秒 | バス運転士
昨日の午後… 先頭から7~8台目で信号待ちをしていたら、黒いスポーツウェア軍団が横断歩道を右から左へ渡った。そして、こちらをチラチラと見ながらバスの進行方向と同じ方を向いて、「青信号になったら、バス停まで猛ダッシュだぁ~!」という雰囲気を醸し出していたのだが… どう見ても、乙女ではなく“男”だった。

信号が変わり、彼らはバス停に向かってダ~ッシュ! “傷心の私”はトロトロとバス停に到着… すると、引率らしき男性がICカードを差し出して「子供16人」と言ったので、私は小児ボタンと1のボタンと6のボタンを押して1600え… 「ん?」 そう、この運賃箱は一度に15人までしか入力できないのであった。

そこで「金額は大人8人分と同じなんだから…」と、大人ボタンと8のボタンを押して1680円… 「あぁ~! そうだった…」 そう、消費税アップに伴って大人は210円に値上がりしたけれど、小児は100円のままだったのである。(いつの話をしとるんだ!) 眠気と“男”ショックでボケまくりの私であった…(いつものことだろうが!) その後、何とか小児10人・小児6人・大人3人の精算を完了して発車した。

そこから6つほど進んだバス停に、やや小さめの“黒い塊”を発見… こちらを見ていなかったので、男女の判別ができないまま前扉を開けたところ… やっぱり乙女ではなく“男”であった。またもやガッカリしながら「ありがとうございます」を繰り返す私… ところが! 5~6人のスポーツウェア男の後から、4人のスポーツウェア乙女が乗ってきたのである。イヤッホォ~!

さらに、その次の運行となった営業所前ターミナル発のバスにも、別のスポーツウェア乙女たちが乗ってきたのだった… おぉ~! やはり、先日の“血痕事件”から女性運が上昇しているに違いない。よぉ~し、この勢いで一気にハーレムを作るぞぉ~! ハハハ…(何をバカなことを… お金も××力も無いくせに!)


キミのせいで遅れたなんて言わせない!

2016年01月17日 20時51分24秒 | バス運転士
細かい話は抜きにして… 基本的にはバス停からバス停への1区間は1分である。しかし、乗降客が多いとか、交通量が多いとか、運転士のヤル気が出ないとか…(そんなアホな!) ま、とにかく、何らかの理由があって1区間2分以上のところもある。

今朝、そういう“2分区間”が連続しているところを走ったのだが… さすがサンデーモーニング! いつもは駐車車両などでゴチャゴチャするのに、何事もなくスイスイ… おかげで「発車時刻まで、しばらくお待ち下さい」という時間調整停車の連続であった。

そして、1人の若い女性が待っていたバス停にも1分くらい早く到着… すると、彼女が「ICカードに入金お願いします」と言ったので、私は「へい、らっしゃい! ただ今“のんびり入金サービス”実施中~!」と思ったのだが… 彼女がカードケースから千円札を取り出すのに手間どってしまった。

もしも、彼女がスンナリ千円札を取り出していたならば、だいたい20秒ほどで入金&支払い完了となり… その後、私が「発車時刻まで、もうしばらくお待ち下さい」と案内するはずだったのだが… 結局、彼女が支払いを完了した時には、発車時刻を20秒ほど過ぎていたのだが… ずっと彼女の必死さは伝わっていた。

そこで「この後、時間調整停車なしで走り続けたら… 実際には定時で走っていても、“彼女のせいでバスが遅れ始めた”と思われてしまうかもしれない。何が何でも、次のバス停で時間調整停車をしなければぁ~!」と思ったアホなオッサンは、ブォ~ンと走って青信号を突破… 次のバス停で時間調整停車したのだった。

もしも、その時に赤信号で止められて、次のバス停で“時間調整停車”できなかったら… きっと××なオマエのことだから、発車時刻を過ぎているのにバス停で止まって「発車時刻まで、少々お待ち下さい」って言うんじゃないかって!? いやぁ~ さすがにそこまでは… 滅多にやりませんよぁ~! ハハハ…(たまにはやるんかい!)