バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

いつの間に… CSが…

2017年04月25日 20時52分59秒 | バス運転士
弊社の規定で“食事休憩時間は40分以上”と決まっていたはずなのだが、いつの間にか“30分以上”に変わっているらしい。もちろん“月額3000円”の組合もオッケーを出しているわけで… まったくぅ… 私に何の相談もなしに…(オマエは何様のつもりなんだよ!) ま、CS(会社の奴隷)に成り下がっている組合だから仕方ないかぁ~ ハハハ…

ただ、半弊社の場合は“委託元がダイヤを握っている”ので、いくら弊社の上の方が“悪だくみ”をしようとも、行路表を好き勝手にキツく作れない部分もあり… 「食事時間が30分しかない」というコースは存在しない。今年度の行路表(平日)を見ると最低でも42分… 平均54分も確保されている。

さて、食事時間の話になったところで、我が営業所のここ3年間… “各終点での休憩時間”と“食事時間”がどのように変わったのか、行路表(平日)を見比べてみた。ちなみに、我々運転士が担当するコースの数は、平成27年度が80個(食事時間があるコースは49個)、平成28年度も80個(同41個)、平成29年度は84個(同46個)で… 食事時間のあるコースは一昨年と比べて激減している。

平成27年度の平均休憩時間は14.23分、平均食事時間は57.51分… 平成28年度の平均休憩時間は14.21分、平均食事時間は55.68分… 平成29年度の平均休憩時間は13.46分、平均食事時間は54.89分… 半弊社だから、この程度で済んでいるのだろうか? 完全弊社ではどうなっているのだろうか? まさか… 平均休憩時間は7~8分、平均食事時間はギリギリ32~33分なんてことはないだろうなぁ~


ヒヤリハットじゃなくてビックリだわさ

2017年04月24日 18時49分38秒 | バス運転士
昨日の朝、我が班のリーダーから「松井さん、今年もヒヤリハット映像をお願いしますよ」と言われ、「えぇ~!? そんなこと言われても… 昨日(一昨日のこと)は… 急に乗客が現れてビックリした程度だし…」と答えたら、「そういうのでもいいですから! それ、提出しといてね」と言われてしまい… 今年度は早くもノルマクリアとなった。

さて、休憩時間中の話題が“組合”になった場合… 組合の役員だか何だかをやっている運転士さんに対して「こいつらは組合活動とか何とか言って遊んどるだけだがや!」とか「わしらが払っとる組合費は、こいつらの飲み代になっとるんだて!」などと冗談半分で(実はマジで!?)言う運転士さんがいるけれど… 私は「組合費と言っても、年に一回だけ書かされる伝票(?)の800円だけなら… 雑用代としてあげてもいいんじゃないの?」と、ずっと思っていたのだが…

つい最近、休憩室で“組合”が話題になった時… 「組合費は、毎月3000円(年間36000円も!)が給料から天引きされとるんだよ。バスの運転もせずに遊んどる(組合活動をしている)人間の給料も、そこから出とるんだてぇ~ 知らんかったの!? 入社して15年も経つのに…」と言われてビックリした私である。多分、入社時に説明されているとは思うけど、全く記憶になく… 給料明細に出ているんだろうけど、そんなもの開封すらしないからなぁ~ ハハハ…

なぜ、そんな話を思い出したかと言うと… 昨日の朝、その組合の“何だかよく分からない800円の伝票”を書くように言われたからである。まったくぅ… 年に1~2回(だっけ?)、ストライキをやるだかやらんだかという形だけの投票をやらされる時に、ペットボトル(500ml)のお茶をくれるのだが、いつも「お菓子は(早く投票に来た人が食べちゃって)もうない!」と言われてしまう。そんな… せこい菓子をチマチマ買ってないで… 全員に3000円くらいの菓子折りを配ってもバチは当たらんぞぉ~! ハハハ…

一体、何処へ行きたかったのか???

2017年04月23日 20時10分14秒 | バス運転士
今日の午後、某地区(市街地)巡回バスを担当していた時のこと… 右回りの後半に某運動場交差点を二回通るのだが、その一回目に「ご乗車ありがとうございました。終点…」と言い掛けた私… んが! しらばっくれて「某運動場停です。お忘れ物ごさいませんようお確かめ下さい」と言い切ったのだった… だって、巡回以外の路線は、そこが終点なんだもぉ~ん!(何が“だもぉ~ん”だよ! いい年こいたオッサンが… 気持ち悪ぃ!)

さて、その次のバス停で乗降客扱いをして発車… そこから150mくらい先の交差点で信号待ち… 「そろそろ信号が青に変わりそうだ」と思った時、前扉の外で動く何かが視界に入ったので、ついチラッと見てしまった。すると、一人の外国人男性が「(バス停は)アッチ?」という感じでバスの進行方向を指差したので、私は反射的に「アッチ!」と指差してからバスを発進させ… それと同時に、外国人男性も走り出したのだった。

そこから次のバス停まで、約300mの登り坂… 私は「まさか本気で乗るつもりなのかなぁ~??? 普通は走らないよなぁ~???」と思いながら、次のバス停を通過… 「いや、バス停を指差してしまった以上、待たなければいけないだろう!」と思い直し、バス停で止まって前扉を開けた。そして左ミラーをジッと見る私… 「来る、来ない、来る、来ない…(花占いかよ!)」と思っていたら、通りすがりのお婆さんが「一区間だけ…」と言いながら、お孫さんを連れて乗ってきたので驚いた。

その間に、前方交差点の信号が赤に変わったので、「あの信号が青に変わるまで待つことにしよう!」と思った… その時! 左ミラーに“坂を駆けるジョージ(勝手に名前を付けるなよ!)”が映ったのだった。しばらくして、彼が「ゼェゼェ、ハァハァ、アリガトウ」と言いながら土日切符を提示したので、私は「A駅?」と確認… すると、彼が「ハイ」と答えたので、私は安心して扉を閉めて発車したのだが… すぐに彼が「ナ●ヤシティー?」と言ったのが聞こえた。

英語が苦手な私は「えっ!? 名●屋市って… ここも名古●市なんだけど… 名●屋駅のことかなぁ? どういう意味なんだろう? えぇ~い! 運転中じゃ、何もできないよぉ~」と思いながら、チラッと横目で彼を見ただけ… すると、さっきのバス停から二つ進んだだけなのに、彼は黙って降りて行ってしまったのだった… 一体、どういうこと? やっぱり某総合駅へ行きたかったのかな? それとも市内中心部? う~む… YOUは何しに名古●市へ!?


今日の主役もお婆さんとお爺さん

2017年04月22日 22時29分58秒 | バス運転士
あるバス停に接近… 降車ランプは点灯しておらず、バス停にも人影がなく、その先の信号は青に変わったところ… 私が「バスは少し遅れているけれど、これで定刻に回復しそうだ」と思いながら「◎◎停、通過…」と言い掛けた時! 地面から一人のお婆さんが生えてきたのである。

否、植え込みの陰でしゃがんでいたお婆さんが立ち上がったのである。驚いた私は慌ててやや強めのブレーキを踏み、バス停を扉二枚分ほど通過したところで止まった。その分、お婆さんの乗車に時間がかかってしまい、信号は赤に… 定刻への回復はお預けとなってしまった。

また、あるバス停では7~8人の乗客が待っていて… 先頭のお婆さんがフリーパス(ICカード)を「ピッ」とタッチ、さらにバッグの中に手を入れてゴソゴソやりながら、後ろのお爺さんに「お爺さん、先に行って座っとりゃ~」と言ったので、私は「あぁ、お爺さんのフリーパスを、お婆さんが持っているんだ」と思った。

しかし、お爺さんがお婆さんの後ろでモタモタしていたので、再びお婆さんが「お爺さん、早よ座りゃ~て!」と言ったところ… お爺さんがバスから降りようとした(バス停のベンチに座ろうとした!?)ので、慌てたお婆さんは「お爺さん、こっちこっち!」と腕を引っ張って車内に誘導… 並んでいた何人かがクスクスと笑っていたのだが、その時、私は“認知症の母”を思い浮かべていた…

ちょっと変わったお婆さんとお爺さん

2017年04月21日 22時28分45秒 | バス運転士
午後の某総合駅行き… あるバス停のベンチに二人のおばさんが座っていて、その10mくらい手前で一人のお婆さんがガードレールにつかまって立っていたので、私は「おばさんたちは乗客で、お婆さんはタクシー待ちかな?」と思ったのだが、バスに乗ったのはガードレールのお婆さんの方だった。

ただ、ちょっと変な感じで… 綺麗なスタッフジャンパー(?)を着ていたのだが、スナック菓子を大事そうに両手で持って… と思ったら、スナック菓子は“空き袋”で、その下には“カップ麺(パスタ系?)の空き容器”があり、それらの隙間からはタバコの吸い殻などが見えていたのである。そんなゴミを… う~む… 清掃の途中… だったのかなぁ~???

その折り返し… あるバス停からド派手なお爺さんが乗った。ツバ付き帽子・極太ネクタイ・大きなリュックサック… それら全てが“金と赤”を中心とした色合いで、花などがデザインされていて… 「決して安くはないぞ!」という雰囲気を醸し出していたのである。そうそう、ちょうど着物や帯に使われる生地のような…

きっと、すっかりオバサ… 否、大人になった娘さんが「ウン十年前に私が着た振袖を“女の子が生まれた時のために”残しておいたんだけど、男ばっかり生まれちゃったからねぇ~ だからと言って、このままアレするのも何だし…」と思って、その振袖を使って“お父さんの還暦祝い”を作ったに違いない。(いや、単なる金持ちの道楽だったりして…)