現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

死にたければ一緒に死ぬよ

2018-02-06 08:00:28 | 虚無僧日記

『死にたければ一緒に死ぬよ』

「日本一短い手紙コンクール第25回一筆啓上賞「『母』へ」の大賞作品。

投稿したのは、福井県坂井市丸岡南中2年生の玉村綾音さん。

新聞の記事にギョッとした。よく読めば、最近相次ぐ小中学生の自殺。

情緒不安、多感で感傷的になる年頃、いじめや将来を悲観して自殺。

そんなわが子に、親としても  どう対処してよいか悩む。そこで

母親が娘を心配して 放った言葉が『死にたければ一緒に死ぬよ』。

そして娘は『この一言が私の生きる支えです』とつづった。

今、私のパートナー鈴花は、くも膜下出血で、奇跡的に一年命を

長らえたものの、あと半年の命と覚悟している。

やるべくことはやってきた、やりたいことはすべてやった。

もう十分人生を満喫した。思い残すことは何もない。といった心境。

すべてを受け入れ、死をも受け入れている。

「私 死ぬの」という鈴花に、私は「一緒に死んであげる」と

強く抱きしめてあげる。すると「ダメ死んじゃダメ」と鈴花。

そんな会話を 毎日 繰り返している。

「ジャイアン 死んじゃいやん」あのジョークで、今生かされている。