しぶろく膳をいただいて、中山道広重美術館へ行きました。
「いち川」から車で数分、駅前の通りに出るとすぐです。
バローの手前。
バローの駐車場に車を止めちゃいました・・・・ごめんなさい!
2階に浮世絵の“重ね摺り体験コーナー”があり、
体験しました。
体験は樹脂製(実際は桜の木)の版材に、
レーザーで広重の「中津川」「大井」が
色事のパーツですでに彫ってあるので、
スタンプインクを用い、
順番に赤、青、黒など馬簾で摺り重ねていくというもの。
主人が体験した「大井」
5回の摺り重ねで完成。
本物は11回の摺り重ねで完成されているのだそうです。
私が体験した「中津川」
これも5回の摺り重ねで完成しましたが、
一体、本物は何回の摺り重ねがされてるのでしょうか。
浮世絵版画は版元、絵師、彫師、摺師の
四者の共同作業で作られるのだとか。
広重も、北斎も、歌麿も絵師だったようですが、
美術館のビデオを観ると彫師も摺師も
大変な作業だと思うのだけど、
後世に名前が残されていないのは気の毒だ。
面白い遊び感覚の浮世絵があったのでご紹介。
チョッとエッチなジグゾーパズル
先週食べ損ねた「しぶろく膳」
中山道の旅籠「角屋」を継いで360年の歴史がある
料理旅館「いち川」でいただきました。
予約が必要です。
大女将、女将、若女将の3人が揃ってお部屋に挨拶に見えて、
恐縮しました。
車で来ていたので、食前酒の代わりに、
いちご酢が出てきました。
中山道広重美術館の名取春仙の版画
「大井恵那峡八勝」の展示に合わせて、
作品をイメージした料理なのだそうです。
傘岩春風
しぶろく膳のピンクのお皿の下、
サザエが倒れてしまっていますが、
サザエを傘岩に見立てています。
紅岩夕照
この絵はしぶろく膳の紺色のお皿のお料理。
日の丸のような部分をウニで表現してあります。
獅子落雁
これはピンクのお皿のデザート。
紫芋に卵白を混ぜてこの水の色をだしているのだとか。
苺の牛乳寒の前に少し見えてるのがそうです。
ここは中山道大井宿。
昔の面影が残る、なかなか素敵なシチュエーション。
一度ゆっくり散策したい。