名古屋市美術館で開催されている「北斎展」に行ってきました。
北斎は風景版画家として
冨嶽三十六景の「赤富士」や「大浪」で有名だけど、
それらは北斎が七十歳を超して集中的に描いたものだそうで、
一生を通じて描いたのは
筆や絵具での肉筆画や、本の挿絵だそうです。
今回出品された作品の多くが、フランスやオランダからの里帰り。
私たちが〈知らない北斎〉を観ることができ、
また、国内の北斎も一堂に観ることができる貴重な展覧会。
里帰りの作品は二度と観ることができないだろうし、
国内の作品ももう一度観ようと思うと、
膨大な時間と費用がかかる。
是非、是非「北斎展」ご覧になって下さい。
3月23日までです。
日曜日で、会場は大勢の人で、ゆっくり観れなかったので
もう一度、平日に観に行きたいです。
ところで北斎、アメリカの「ライフ」という雑誌の
この1000年で最も重要な功績を残した世界の人物100人に
日本人で唯一、選ばれているのだそうです。
この展覧会での発見は、
諸国名橋奇覧の我が山口県の「すほうの国きんたいはし」
説明にこの橋は中国杭州の西湖にある橋をモデルにしたと。
山口県出身だけど知らなかった。
中国茶の勉強でここへも行ったことがあるのだけど、
「はて、あったかな~」と、早くこのことを知っていたら、
よ~く見て来るんだったのに・・・・・・・・・残念!
桃花台を春日井方面に下って行った、
道路が東名高速道路と交差している手前の畑の風景。
桃花台という名前のごとく、この辺り桃畑が多いのだけど、
この木、春には淡いクリーム色のスズランのような花が咲き、
秋になると橙~赤橙色の実をつけます。
さるかに合戦に登場する果物。
もうお分かりですよね、
写真は「柿木」のこの時季の姿。
柿木は年月がたつと、
幹や太枝の皮が凹凸に盛り上がったり、亀裂が入ったりし、
その隙間に、害虫が卵を産みつけ、そのままにしておくと、
春から夏にかけ害虫の被害に遭ってしまう。
そのために、12月から2月の間に、
凹凸の皮(粗皮)を削り、集めて焼いて予防するのだそうです。
そんなわけで、サルスベリの木のように、
すべすべした綺麗な幹肌をしています。
一度削ったら、4~5年はしなくていいそうです。
羨まし~い!私も削ってもらおうかしら・・・・・・・