喫茶去

徒然に、日々の生活を書き留めたいと思います。喫茶去、まあ、お茶でも飲んで、のんびりしていって。

浄土の鳥

2018-05-13 | 手作り及び市販の雑貨

以前、石山寺の多宝塔で浄土の鳥のこと、チラッと書いたけど、
「仏説阿弥陀経」という仏典があって、その中に、
浄土には六種の鳥がいて
仏法僧の三宝を奏でて荘厳していると。

その六鳥とは、




白雁(びゃっこう) 西国第十二番 正法寺


孔雀 西国第十三番 石山寺

白鳥に近いとされる白雁と孔雀は
浄土の世を華やかに彩る鳥。
浄土にて出迎えてくれる鳥とされているそう。


鸚鵡 西国第十四番 三井寺


舎利 西国第三十番 宝厳寺

鸚鵡と九官鳥の一種とも言われる舎利は、
共に人間の言葉を解し、話す賢い鳥で、
仏法を奏で浄土を荘厳にする鳥だそう。


迦陸頻伽(かりょうびんが) 西国第三十一番 長命寺

雀あるいはカッコウの一種とされ、
鳴き声は極めて優雅で、
仏の説法の音声の流麗さが、
「迦陸頻伽の如し」と喩えられるのだそう。
日本では音楽の神様と同一視され、
楽器を手にした人面鳥身の姿で描かれることが多いと。


共鳴之鳥(ぐみょうのとり) 西国三十二番 観音正寺

六鳥のうち、唯一この世には見られない鳥。
1つの胴体に2つの頭を持つ双頭の鳥。
それぞれ別々の心を持っていて、
「もう片方が邪魔に感じ毒を盛る。
すると自分まで死んでしまった。」
という話が残っている鳥で、
お互いが生かし生かされているということを教えているのだとか。

近江六札所限定の特別企画だそう。
それにしても色鮮やかで綺麗。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする