喫茶去

徒然に、日々の生活を書き留めたいと思います。喫茶去、まあ、お茶でも飲んで、のんびりしていって。

学生に教えはするけど・・・・・

2024-03-09 | 読後感

学生に教えはするけど・・・・
この本を読んで、



認知症の人のことが覆った。

認知症の初期の人は
正常な時と認知機能が低下している時があり、
非常に混乱して苦しんでいると、
デイサービスで働いた経験から思ってはいた。
しかし、どこかでは、
何もかもわからなくなっているていで接していたような。
今でも、そのように接しているように思う。

幻視や見当識障害、記憶障害、段取障害、
自律神経の異常によって起こる全身の不調etcと
思った以上に、大変な混乱の中で生活している。
しかし、それをきちんと認識しており、
(だから混乱、苦しんでいるだと今思った。)
補おうと頑張っているんだと。

来年は団塊の世代の人達全員が
75歳以上の後期高齢者になる年。
国民の4人に1人が75歳以上で、
高齢者(65歳以上)の5人に1人が
認知症になり、要介護者が増える見通しだ。

夫は後期高齢者、私は高齢者、
他人ごとではない。

この本に出合えてよかった。
認知症になったら、この本を参考に、
認知症をしっかり生きるぞ。
また、介護する側になったら、
認知症を正しく理解して、
いい介護をしたいと思った。

看護教育の場で働いている私、
この教育の場で学生に、
認知症の人のことを正しく理解して、
関われるよう教えて行こう。



※団塊の世代
第二次世界大戦直後の1947年(昭和22年)~1949年の
第一次ベビーブームが起きた時期に生まれた人を言う。

樋口直美さんのホームページ
Naomi Higuchi official web site (peraichi.com)

コメント
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