この映画を見て、
52ヘルツで鳴くクジラに興味がわいて、調べてみた。
1989年に、米海軍が極秘で運用していた
海中探査システムが太平洋で、
正体不明の音源を探知し、分析の結果
クジラの声だと断定されたことから
知られるようになった。
クジラが発する音は「クジラの歌」と呼ばれ
コミュニケーションの手段と考えられているが、
しかし、この52ヘルツ、あまりにも高周波で、
呼び掛けに応える他のクジラの声は過去に
一度も記録されていないのだそう。
つまり、声は出せるけど誰にも聞いてもらえずに
大海原で生きている「孤独なクジラ」と。
このクジラ「52ヘルツのクジラ」とか「52」と
専門家から呼ばれ、
未知の種の最期の一頭か、
突然変異で誕生した新種か、
あるいはシロナガスクジラと何かの雑種なのだろうかと。
声は毎年キャッチされるが、
その姿は一度も確認されていないのだそう。
大型クジラの寿命が60~70年で、
このクジラまだ生きていると。
どんなクジラなのか、興味津々。
見つかってほしいような、欲しくないような・・・・・
DV、ネグレクト、トランスジェンダー、ヤングケアラーと
重たい問題を抱えた映画だったけど、
いい映画だったなぁ。
2021年本屋大賞の同名の小説の
実写化だそう。
いつか小説読んでみたい。
52ヘルツのクジラの声