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喫茶去

徒然に、日々の生活を書き留めたいと思います。喫茶去、まあ、お茶でも飲んで、のんびりしていって。

クラブツーリズム貸切

2016-11-09 | 京都の寺・神社・仏像

応仁の乱の兵火によって焼失した清水寺を再興した
願阿上人(がんあしょうにん)の居住場所として造られたのが成就院の始まりだそう。
http://www.kiyomizudera.or.jp/info/index02.html
幕末には近衛忠熈公、西郷隆盛公をはじめとする勤皇の志士たちが集い、
密談を交わした場所でもあるそう。

清水寺には何度も行ってるけど、
そんなことも境内に成就院があることさえも知らなかったけど・・・・・



その成就院の襖絵を
http://blog.goo.ne.jp/kappou-fujiwara/e/9046ca643a559f0a885f81cd9ac05161
クラブツーリズム貸切で、見て来た。

青蓮院門跡の襖絵を見た時も、
こんな現在的な襖絵があるんだと衝撃を受け、
それを受け入れたお寺もすごいと。
今回の中島潔さんの襖絵も肌を出した女性や鰯と
問題になったようだけどね。

成就院の襖絵は他にもあって、
http://blog.goo.ne.jp/kappou-fujiwara/e/1610a54411349dc2a03911c428d353c1
毎年、模様替えして、期間を限って、特別公開しているいようだ。

庭は「月の庭」(実際の月は見えず、池に映った月を愛でるのだそう)
と呼ばれ、国指定の名勝で、座って見るのが作法だそう。

しかし、斬新な現在的な絵もいいけど、
静かに座って庭を愛でるにはミスマッチかなと。
元の襖絵はどんなんだろう・・・・・・・・・・見てみたいと思った。


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アフロヘア

2016-11-06 | 京都の寺・神社・仏像

こんな螺髪の仏像は初めて。

金戒光明寺の墓地に、



お遊びで作ったのかと思ったら、
ちゃんと五劫思惟(ごこうしゆい)阿弥陀仏と言う名前があった。

この頭にもわけがあって、
阿弥陀仏が法蔵菩薩の時、
衆生を救わんと五劫の間ひたすら思惟をこらし
四十八願をたて、修行をしている時の姿で、
五劫とは時の長さで、一劫は
「四十里立方(約160km)の大岩に天女が三年(百年という説もある)に一度
舞い降りて羽衣で撫で、その岩が無くなるまでの長い時間」のこと。
五劫はさらにその5倍ということになり、そのような長い時間、
思惟をこらし修行をした結果、
髪の毛が伸びて渦高く螺髪を積み重ねた頭となったと。
全国でも16体ほどしかみられないという珍しい姿だそう。

阿弥陀様も普段は床屋に行って
髪の毛手入れしてるのかな

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仕掛け襖絵

2016-11-05 | 京都の寺・神社・仏像

金戒光明寺の若冲の画は

金戒光明寺のパンフレットより



「群鶏図押絵貼屏風」。

京都には中国画の名画を所蔵する寺が多く、
若冲は各寺へ足を運び千枚近くも模写したのだそう。
しかし、「絵から学ぶだけでは絵を越えることができない」という思いに至り、
また、生き物の内側に「神気」(神の気)が潜んでいると考えていた若冲は、
庭で数十羽の鶏を飼い始め、
朝から晩まで鶏の生態をひたすら観察し続け、
そして一年が経ち、ついに「神気」を捉え、おのずと絵筆が動き出したそう。
鶏の写生は2年以上も続き、
その結果、若冲は鶏だけでなく、草木や岩にまで「神気」が見え、
あらゆる生き物を自在に描けるようになったのだそう。

若冲の号は、『老子』にある
「大盈(だいえい)は冲(むな)しきが若(ごと)きも、其の用は窮(きわ)まらず」
“満ち足りているものは空虚なように見えても、その役目は尽きることがない”
から名付けられたのだそう。

金戒光明寺の屏風絵は水墨画だけど、
若冲は多彩な色を追求したり、いろいろな技法を駆使し、
「神の手を持つ男」と呼ばれていたそう。
http://www.bell.jp/pancho/k_diary-18/2016_04_30.htm

ところで、若冲より感動した画とは、





襖を開くと、虎の数が半頭に・・・・・・・面白い
4頭かたまりの右端の虎はどこから見ても
目線が合う、八方睨みの虎。
手前の虎は見る場所で体型が変わる。
メタボになったりスリムになったり・・・・・・・・・不思議。

仕掛け襖絵の虎図に、若冲さん、ちょっと影薄かった

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金戒光明寺

2016-11-04 | 京都の寺・神社・仏像

今週1週間仕事がないので、



1泊2日で行ってきた。

お茶会と各寺院が所蔵している特別拝観の若冲の画が目的。

2日目の一番印象的だった金戒光明寺から。


金戒光明寺のパンフレットより

法然上人が比叡山の修行を終えて、
浄土宗最初の念仏道場を開いた場所で、
山門には「浄土真宗最初門」の額が掛かっていて、
‘日本の浄土宗の真のはじまりの場所’という意味があるのだそう。

山門の特別公開をしていて登ってきた。
知恩院三門には劣るけど、
楼上には、釈迦三尊像、十六羅漢像が安置され、
天井には「蟠龍図」が描かれている。



鳥よけのネットの隙間から御影堂を望む。

この地が自然の要塞になっていること、
遠く天王山や、淀川、大阪城まで見渡せたことから、
京都守護職として任命された会津藩主松平容保が
この寺を本陣にしたそう。
また、幕府が将軍上洛警備のため浪士組を結成し、
容保に浪士差配を命じたことから、
金戒光明寺は新選組発祥の地でもあるのだそう。
そんな関係から会津藩殉職者墓地もあるようだ。
詳しくは↓
http://www.kurodani.jp/roots/index.html

ところで、ここには次期将軍をめぐって対立した
春日局が建てたというお江のお墓(遺髪が納められている)もあった。
高野山高野山奥の院めぐりにもあったな・・・・・・。

お江のお墓へ行く階段を登りきったところにある


金戒光明寺のパンフレットより

三重塔は、お江の夫、秀忠を弔うために建てられたものだそう。

で、お目当ての若冲の画は次回に。
しかし、若冲の画より感動した画が。


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寒くなると

2016-11-01 | 手料理・家ご飯・お菓子作り

温かい汁物が恋しくなる。

このところ、連日、夕食に汁物作ってる。
それも汁椀じゃなくて、スープ鉢でいただいている。
沢山飲める

土曜日に食べた精進料理
レンコン団子汁が美味しかったので、
作ってみた。

レンコンすりおろして、おろししょうが・醤油少々・片栗粉適当入れて、
こねて団子にして、昆布と鰹節でだしとって、醤油で味を付け、
お吸い物風に。



シメジとわかめ、ネギをたっぷり入れて。

レンコンのすりおろし、初めて調理するけど、
意外に簡単!
レンコンのきんぴらや煮しめ酢の物より
よほど手間かからんでいいわ。

これから我が家の
手抜き料理のレパートリーになりそう

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