こんな螺髪の仏像は初めて。
金戒光明寺の墓地に、
お遊びで作ったのかと思ったら、
ちゃんと五劫思惟(ごこうしゆい)阿弥陀仏と言う名前があった。
この頭にもわけがあって、
阿弥陀仏が法蔵菩薩の時、
衆生を救わんと五劫の間ひたすら思惟をこらし
四十八願をたて、修行をしている時の姿で、
五劫とは時の長さで、一劫は
「四十里立方(約160km)の大岩に天女が三年(百年という説もある)に一度
舞い降りて羽衣で撫で、その岩が無くなるまでの長い時間」のこと。
五劫はさらにその5倍ということになり、そのような長い時間、
思惟をこらし修行をした結果、
髪の毛が伸びて渦高く螺髪を積み重ねた頭となったと。
全国でも16体ほどしかみられないという珍しい姿だそう。
阿弥陀様も普段は床屋に行って
髪の毛手入れしてるのかな