おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

ニッポン外交、動き出すか?

2013年02月22日 | Weblog

午前6時の気温はマイナス9度。毎日似たりゴンベの寒い朝でござる。天候はというと、細かな雪が降っており、少し風もあるような。

まもなく3月というのに、さっぱり暖かくなりません。さもありなん、北海道上空にはマイナス42度という寒波が居座っておるのだそうな。

本州のあちこちでも大雪だそうで、今年はなんだか凄い冬なのでござる。

そんなきのうは、ここんとこ滞っておった軒下の除雪をいたしましたです。といっても、作業は思うように進まず、片側の半分程度が終わっただけでござる。

小まめな除雪をしてないと、しんどいことになるのです。もっともけっこう長い間体調不良でしたから、それも詮無いことでござった。

このクソ寒さは今月いっぱい続くというので、今週中に軒下の雪を取り除いておかないと、我が家はホントに埋もれてしまう勢いなのでござる。

凄い冬でござる。

さて、

森元総理がロシアでプーチン大統領と会談したそうな。大統領は昨年会見で「引き分け」という日本語を使って、北方領土の解決に意欲を表明しておる。

内政が行き詰まりを見せておるロシアは、北方領土問題の解決と引き替えに天然ガスや石油などの輸出をもくろんでおるらしい。

そんなことで、ニッポン国にとっては願ってもないチャンスでござる。ここは「4島一括返還」などと建前を言ったところで解決の道は開けませぬ。

2島でも、4島の面積の半分でも、とにもかくにも「引き分け」「痛み分け」で解決を図るしかないわなぁ。

でもって、北方領土の返還をテコにして、ロシアが輸出を期待しておる天然ガスを、パイプでサハリンから北海道に引っ張ってくるようになれば、ニッポンの安全保障上まことにけっこうでござる。

なにせいまニッポンは、中東にの原油に頼りきり。これを多角化しないことにはどもこもなりませぬ。

ロシアとの関係改善、平和条約の締結は、ここんとこたいした調子に乗っておる中国をけん制するうえでも、まことに重要でござる。

安倍総理のゴールデンウイーク中のロシア訪問に期待するところ大なのでござる。

一方、安倍総理は訪米、オバマ大統領と会談だそうな。焦点はTPPでござる。TPPはニッポンの農業や医療に大きな影響を与えかねないわけで、よくわかりません。

ただし、現在バカ高い天然ガスを買って発電しておるニッポンにとって、エネルギー革命と呼ばれるアメリカのシェールガスの輸入は、ニッポンの国益にかなう。

で、アメリカはTPP参加を条件にシェールガスをニッポンに輸出することを、どうやらもくろんでおる。

TPP参加はまことに悩ましい問題ですけど、ここは参加に踏み切るしかない。でもって、あとはニッポン農業をどう活性化させていくか、といったことに精力を傾けるしかございません。

安全でおいしいニッポンの農産物を守り育てる方策は必須なのでござる。

自民党も安倍内閣も、基本的には好きではありませんけど、やってることはとりあえず、民主党政権よりはるかにましでござる。

安倍内閣には国防軍だとか、憲法改正といった右寄りマターはこのまま封印していただいて、景気回復、ロシアとの平和条約の締結などなど、ソッコー国益にかなう政策をこのまま続けてほしいけど、どうよ?