午前8時の気温はマイナス10度。晴れておりますが、時折、雪でござる。窓の外では、サラッサラの極上パウダーが5センチほど積もっております。
この3連休のおぢ、すっかり寝たきり老人でござった。ではありますが、ようやく回復の気配でござる。
まぁ、回復の気配といっても、まだ喉の奥にしこりがあるような感じがしておって、深夜には咳が止まらなくなるなど、まだまだなのでござる。
きょうは我が家の家庭医、信頼しております真狩村の「野の花診療所」で診てもらうことにしております。
ところで、このところ右肩上がりで続いていた円安が、この3連休の間に一服。つまりは急速に円高に向かっておった。そんなことなもんだから、この流れだと、きょうは持ち株をいったん売却して、様子見をしようと思っておりました。
ようは円高の影響で、東証では「調整ムード」が台頭してくる気配でござった。つまり株が下がるってこと。
そしたら、昨夜から今朝にかけて、一転して急速に円安へ向けて動き出した。
なんでも、米政府高官が安倍政権によるデフレ脱却の取り組みを支持する発言をした、と受け止められたためでござる。
その結果、一時は1米ドル94円46銭前後と、6日に付けた94円07銭を下回り、2010年5月5日以来、約2年9カ月ぶりの円安・ドル高水準となったそうな。
そんなことで、株の売却は中止、きょうはさらに一転、買い増しでござる。
為替を睨みながら右往左往ということで、現状の金融相場、なかなかメンドイことになっておる。
さて、
世間では中国からやって来ておるという「PM2.5」とかで大騒ぎでござる。PMといえば、おぢ世代はテレビ番組11PMを思い出しまする。
毎夜、毎夜、美人のおねーちゃんが露わな姿で登場するまことに結構な番組で、中高校生だったおぢはどんだけ股間を熱くしたことか。
今回のPM、そのPMとはまるで無縁でござる。このPM2.5、聞いておると、おぢがそれこそ11PMにドキドキしておった小中高生の冬を思い出しまする。
当時は「スモッグ」と呼んでおりました。スモーク(煙)とフォッグ(霧)の造語でござる。まだ石炭ストーブが主流でしたかね。ビルの暖房も石炭を使っておったような。
そのため、昼夜を問わず風のない日は、町中の景色は霞んでおりました。煤煙とも呼んでましたか。
空は黒い帯状のスモッグがどんよりと漂い、鼻の穴はもちろん真っ黒。マスクなんぞしてはおりませんでしたね。顔はというとまさに煤けておりました。
スキー場に行くと、山の上から見る札幌の景色は、帯状の黒いスモッグに覆われて不気味な光景でござった。こうしたスモッグは、燃料が石炭から灯油に代わっていくにつれてズンズン少なくなっていったような。
「霧のロンドン」と言われたのも、同様にスモッグだったと記憶します。北海道は、その後、春先にスパイクタイヤの粉じんで、目がチカチカするほどでした。
これはスパイクタイヤがアスファルトの路面を削り、その粉塵が舞い上がったものでした。これは大揉めの末、スパイクタイヤが禁止となり、その後は春の青空が戻りました。
本州では「光化学スモッグ」ってのもありましたね。ニッポンはいまも昔もの公害の先進地でござった。昔はスモッグに光化学スモッグ、いまはフクシマ原発事故による放射能汚染でござる。
そんなこんなで、PM2.5ってのは、昔のスモッグのことでござろうか? 成分はどこがどう違うのか?
このPM2.5によって、肺ガンや奇形児出産リスクなどのリスクもいわれておって、なんだか怖いです。
とはいえ、成長期にスモッグの洗礼を受けておったおぢ、いまも風邪程度で元気なわけで、どうなんだろ?
もっとも、当時の北海道のスモッグは、冬場だけのこと。いま北京では年に数日しか青空が見えないというから深刻だ。
テレビ番組でどなたかも言っておりましたが、ニッポンはこの分野の先進地、中国へ技術協力とか技術支援をすべきと思うけどね。
かの国には、ニッポン企業も数多く進出しておるわけで、「日本企業がPM2.5をまき散らした」などと、言われなき中傷されても腹が立つ。
九州やら関西の大気に大きく影響するというPM2.5、なんとか退治するため中国に協力するのがよろしいかと思いますけど、どうよ?