午前7時の気温はマイナス9度。ジャンジャン雪が降っております。
3連休の前から続く体調不良のおかげで、屋根から落ちた雪が軒下に溜まって、いよいよ我が家は雪に埋もれる気配でござる。
この先、天候がよくなって、体調が良ければ、除雪機で一気に跳ね飛ばそうとおもっておりますが、そうなると、あちらこちら含めて半日がかりの作業でござる。けっこうしんどいことになりそうです。
そんなことで、雪国では健康で元気でないと、冬を過ごすことができませぬ。おぢは、今朝になってもまだ喉が痛いわけで、どもこもならん日曜の朝なのでござる。
この風邪のこじれ方、年寄りだなぁとしみじみいたします。
さて、
今週号の週刊文春、大きな見出しで「『長生きしたけりゃ肉は食べるな』は大ウソ!!」とありました。
なんでも「長生きしたけりゃ肉は食べるな」という、おばーちゃんが書いた本がベストセラーなのだそうな。おぢの周りにも肉は身体によくないとか言って、あんまり食べない方がおる。
こういう方は穀物中心の食事が大好きでござる。その論理はというと、ニッポン人は元々肉など食べてこなかった。それが肉を食べるようになっってからあれこれ病気になるというものでござる。
で、この本の内容も、日本人は肉に向いてない。現代のタマゴは交尾をしない「死のタマゴ」だから、アトピー、アレルギー、花粉症になる。牛乳は子牛に飲ませるもので人間が飲むものではない。ということらしい。
でもって、この著者の若杉友子さんというおばーちゃんのご主人は、この食事法を実践してガンが消えたとか。
一方、週刊文春によると、老化を研究しておる医者はこの意見を真っ向否定しておるそうな。「まるで科学的な根拠がない、なのになぜ日本人はこうした『オカルト』に弱いのか」、と散々でござる。
日本応用老年学会理事長で医学博士の柴田博さんは「肉を食べる人は長生きする」を上梓しておるとか。でもって、現代では摂取する食品数が多いほど長生きが持続されることがわかっておるそうな。
実際、長寿で知られる沖縄の人は豚肉をよく食べます。
さらに人間総合科学大学の藤田紘一郎教授は「人間は1万年以上前から脳の構造遺伝子、免疫システムは変わっていない。そのころはどの国の人も魚や獣を獲っていた。農耕民族として定住し穀物を食べるようになったのは、ごく最近のこと」だそうな。
肉を食べるのは人間本来の在り方ってこと。農耕民族になってから、まだたいした経ってないので脳の遺伝子も農耕民族以前と同じってことらしい。
さらに「東京都は07年に65歳以上の人のタンパク質不足を血液中のアルブミンで調べています。4.2g/dl以上の方は翌年も健在でしたが3.4以下の人は翌年は半数が亡くなっていた」そうな。
近年問題になっておるのはニッポン人の低栄養だそうな。「1946年の平均摂取カロリーが1900。2010年は1849と飢餓時代より下回っている。もはや北朝鮮並み」だそうな。
肉を食べないと健康になるって、かなり怪しい。こんなもんを実践しては、タンパク質不足に陥りまする。ようはなんでもおいしくいただくってことでござる。
くれぐれもオカルトに染まって、栄養不足なんぞにならないよう、読者の皆さんもヨロピクなのじゃ!!