おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

BPOは、第三者委員会の鑑!!

2015年11月09日 | Weblog

 

午前7時の気温はプラス6度。

曇り空のお天気で、冷たい風がビュービュー吹いておりまする

夕方から弱い雨の予報だから、もしかするとみぞれか雪になるのかもしれません。

7日にオープンする予定だった中山峠スキー場は雪不足で営業は見送りだそうな。

おぢの真冬の楽しみ、今年のご当地深雪パウダーはどうなるんだろ???

さて、

日曜日のTBS「サンデーモーニング」で、ご尊敬申し上げる田中秀征さんが「胸のすく思い」と申した出来事が先週ありました。

放送倫理・番組向上機構(BPO)という組織が、NHKのヤラセを糾弾する一方、返す刀で、放送や番組に対する「政治圧力」について異例の政権批判を展開したためでござる。

「これぞ第三者委員会!!」ってことじゃね。

このBPOは、NHKと民放連(日本放送連盟)によって設置された第三者機関でござる。

目的は「放送における言論・表現の自由を確保し、視聴者の基本的人権を擁護するため、放送への苦情や放送倫理の問題に対応する」ってことだそうな。

今回は「放送における言論・表現の自由を確保」において拍手なのだ。

そのBPOに放送倫理検証委員会がある。

NHKの「クローズアップ現代」で放送された〝出家詐欺〟で、番組中にブローカーだとされた人物が「あれはやらせだった」と告発。

でもって、この放送倫理検証委員会が聞き取り調査をしっかり行ったところ、「重大な放送倫理違反があった」と判断したのだ。

この〝出家詐欺〟を扱った番組は、そもそもがNHKの関西ローカル「かんさい熱視線」で扱ったものを焼き直してクローズアップ現代で放送したものだそうな。

いずれにせよ、「著しく正確性に欠ける」番組を放送したNHKの責任は重いのでした。

だからクロ現を「打ち切れ」ってのは、別問題だと思うけどね。

その一方で放送倫理検証委員会は、総務省が番組内容を理由に「文書による厳重注意」を行ったことは、自立を侵害する行為で「極めて遺憾である」と政治圧力を厳しく糾弾したのでござる。

さらに委員会の意見書は、自民党国会議員による「マスコミを懲らしめる」発言にも触れて、懸念を表明ししておる。

言論統制が行われた戦前でもあるまいに、放送の自由に国家がいちゃもんつけるなど、民主国家としていかがなものか、というお話なのだ。

この際は「あっぱれBPO!!」と申しておきまする。

安保法をはじめとして、「反知性」の輩がばっこし、マスコミもさっぱり切れ味悪くて、沈黙しがちな気持ちの悪い昨今、BPOが至極まっとうなことを申したわけで、田中秀征さんではないけれど「胸のすく思い」なのでござる。

第三者委員会の面目躍如と申しておきましょう。

それと同時に、放送の自由に国家がいちゃもんつけるという「反知性」の広がりは、ここらで止めさせないとねぇ、、、

このままじゃ国の将来がホントに危ういと、心か危惧するおぢなのでござる。