おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

新幹線は「テロの標的」

2015年11月25日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス5度。

この冬一番の寒さだ。

まだ街灯は点いておりますが、あたり一面雪景色ですので、たいした明るい。

道産子には、こんな景色がなんだかホッとする。

体がまだ寒さに対応していませんもんで、この程度でもたいした寒く感じたりしますけどね!!

さて、

元外務省の主任分析官の佐藤優さんが「日本人によるテロリズムの備えよ」と11月26日号の週刊文春で述べておる。

で、もっともターゲットになりやすいのが新幹線だそうな。

来春、ようやく北海道にもやってくる新幹線が、そのターゲットではどもこもならん。

佐藤さんは、今年6月に新幹線で男性が火災事件を起こしたのことが、彼らにとってのヒントだというのです。

「入念な計画を立てて、車両の間でガソリンをまいて気化させ、トンネルに入るタイミングで火をつければ確実に車両爆発します」だそうな。

テロリストにとって絶好のトンネルはどこだろか?

ちょいと想像力を働かせると、影響が大きいのは、長くて深い青函トンネルや関門トンネルに思い至るわけでまことに怖い。

もっとも青函トンネルの場合は、戦艦大和と並んで「昭和のバカ査定」のひとつと言われたこともありましたわ。

それがようやく新幹線が通ることで、本来の目的をなし遂げるってのに、テロのターゲットではねぇ、、、

サミットや東京五輪などを控えて、危険は差し迫っておるわけですから、とにもかくにも佐藤さんが指摘するように「ガソリンの持ち込みチェック」などはトットとすべきでしょう。

軍事ジャーナリストの田岡俊次さんも新幹線の危険は指摘しておる

「ニッポンの新幹線は手荷物チェックがない!!」などと、中国なんかにうだうだ言われるまでもなく、手荷物検査は必要じゃ。

そうは思いますが、東京発の新幹線なんぞは、数分おきに発車するわけで、現実的に可能かね???

一方、こうしたテロを鎮圧する日本の特殊部隊についても11月26日号の文春は書いておる。

おぢも記憶しておる1995年、函館空港で起きた全日空機のハイジャック事件でのことでじゃ。

ここで警察の特殊部隊SATが初お目見えし、テレビで見ておったら旧知の警察官が隊員の中にいてビックリした記憶がある。

こんときについて文春はこう書いておる。

「ハシゴを使って窓から突入しようとしたものの、空調による燃料消費で機体が軽くなって持ち上がってしまい、ハシゴが数十センチ足らなくなる事態が起きた」。

これもテレビで見ておって記憶に残っておる。

画像から、ハシゴの長さが足りないのは誰が見ても明らかだったもんねぇ。

訓練と実践では大きく違うという好例じゃ。

さらには2007年の愛知県で起きた立てこもり事件では、「指揮の稚拙さでSAT隊員が犯人に射殺されるミスを犯しています」ってこともあったそうな。

ニッポン警察の能力は高いのでしょうが、実戦となると欧米の警察官と比べりゃ、治安のいいニッポンでは経験そのものが少ないわけで、そりゃ不安は否めない。

警視庁には、SATより迅速に対応できるサブマシンガンで武装したERT(緊急初動対応部)というのがあって、24時間体制で都心に配備されておるそうな。

ISなんぞは、どっからどうみてもキチガイ集団、なにするかわかりません。

優秀なニッポンの警察官ではありますが、治安の悪いアメリカなどで実戦経験を積まないと、対応できるのかなぁ~とも思うのです。

サミットに五輪を控えたきょうこのごろ、危うきにはなるべく近寄らないおぢ、ISのバカタレのおかげで国内旅行もビビっておるのでござる!!