おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

PKO参加国の戦闘死者446人

2015年11月19日 | Weblog

 

きのうは更新せず、失礼をいたしました。

数少ない読者のみなさん、スマンこってす!!

午前7時の気温はマイナス4度じゃ。

いまはスカッと晴れておりますが、天気予報によると夕方から北海道内はあちこちで雪だそうな。

遅れておりましたが、ようやく雪の季節が到来するらしいのです。

いよいよ本格的な冬ですなぁ、、、

さて、

東京新聞電子版によると、ニッポンがPKOに参加した1992年以降に、戦闘で死亡した各国の軍人の数は446人に上るそうだ。

自衛隊はこの間、道路などのインフラ整備が専門だったので、一人の死者も出しておらんかった。

東京新聞の調べによると、92年以降の24年間で、PKO全体の死者は2540人だそうな。

そのうち各国軍人が3分の2の1653人を占めており、武装勢力による攻撃など、純粋に戦闘行為で亡くなったのが446人だそうな。

PKOでもインフラ整備に当たってきた自衛隊員の死亡がゼロだったのに、そうでないPKOでは1600人を超える死者が出ておる。

危険な業務であることは間違いない。

この先自衛隊は安保法により、他国軍や民間人を守る「駆け付け警護」、巡回や検問といった「治安維持活動」なども担うことになる。

今どき巡回や検問ってのは相当に怖い。

検問なんぞは、爆弾を抱いた若い美人が近寄ってきて、いきなり自爆テロってこともある。

巡回だって似たりごんべ。

「リスクがない」などと、よくもまぁ安倍総理はほざいたものだと呆れるのです。

東京新聞は過日下記のように伝えておった。

「一般曹候補生の2015年度の応募者が前年度比約2割減で、過去9年間で最少だったことが分かった」。

そしたら、「どちらにしろ、これだけ騒いで2割減では徴兵制の心配はやはり杞憂ということですね」と書き込みがありましたです。

あまりにノー天気なのでびっくりじゃ。

何べんも書きましたけど、徴兵制が違憲とされた根拠は「憲法18条」だ。

「何人も、いかなる奴隷的拘束も受けない。又、犯罪に因る処罰の場合を除いては、その意に反する苦役に服させられない」とあるから、徴兵制は苦役なのだから、徴兵などできないはずだった。

ところが、今回の安保法で、ニッポンが世界に誇ってきた憲法9条を、かくも簡単に無意味にしたのだから、18条の解釈変更などいとも簡単だ、ということなのです。

これまでなら、憲法改正しない限り「まず徴兵制はない」と考えられたわけですが、この先(どれぐらい先かわかりませんが)は、ときの内閣が、閣議決定し、国会で決議するだけで「徴兵制が可能になる」ということなのです。

識者がこぞって「憲法違反」という安保法を通したわけだから、「徴兵制は苦役じゃない」と解釈することはもっと簡単だということ。

そして政府が「徴兵などデマ」というもの、選挙があることを考えれば至極当然の発言じゃんか。

「徴兵制などない」などと思う方は、単に想像力が欠如しておるだけ、と申しておきましょう。