おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「もんじゅ」は不要、核燃料サイクルのコストは核燃料の4倍だとさ!!

2015年11月14日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス5度。

夜がしらしら明けてきておるけど、街灯はまだ点いたまま。

今年の冬至は12月22日だそうだから、この先まだまだ日が短くなる。

いま時期は雪が降らないと、暗くて寒いのが北国だ。

一面銀世界になると、パーッと明るくなるのですがね。

きのうも夕方5時過ぎに真っ暗になり、朝も午前6時はまだ暗い。

おまけに雪がないので足跡もつかないわけで、おかげさんで、空き巣や車上荒らしなどが大活躍する季節でもある。

特に田舎は車のキーをちゃんと掛けとかないとヤバイのです。

かつてキーを付けっ放しだったとき、夜間に車を乗りまわされた気配がありましたです。

盗まず乗り回すってところがいかにも田舎なのだけどね。

暗い時間の長いきょうこのごろは、ドロボウさんの活躍にしっかり気をつけた方がよろしいね。

さて、

1兆円もつぎ込んできたのに、さっぱり稼働しない「もんじゅ」でござる。

政府の御用組織である原子力規制委員会にさえ「別組織にしたら」と、とうとう見捨てられましたわ。

核燃料をリサイクルして、延々と使える夢のエネルギーがうたい文句の「核燃料サイクル」だったけどねぇ

実際には1991年に試運転が始まり、発電したのは3か月だけ。

1995年に起きたナトリウム事故以来、さっぱり動いてはおりません。

それから20年たったいまも、夢のエネルギーは夢のままじゃ。

昔は10年ひと昔と言われましたから、すでにふた昔が経過してるのに「まだ続けるのか!」って話だ。

いまも毎日5500万円のコストがかかっておるというのに、トットと引導を渡そうって話になるかどうかが、この先、大注目のポイントなのだ。

なんといっても「核燃料リサイクル」が、もはや世界の非常識だという事実は、どうにもこうにも否定のしようがない。

元GE原発技術者の佐藤暁さんは、先日のTV朝日モーニングショー「そもそも総研」でビックリ仰天、以下のように話しておりました。

「核燃料サイクルをするためのコストは、核燃料の4倍かかる。元は安い核燃料だけど、4倍だと石炭やガスと同じになる」そうな。

いやぁ~ん、バッカじゃないの!!

延々リサイクルできる夢の核燃料サイクルエネルギーは、核燃料の4倍の値段だというのです。

それなら核燃料のまんまでいいじゃんか、って話だぜ。

これまで1兆円をかけて、さっぱり動ないもんじゅだけれど、これが動いても4倍のコストの燃料ができるんでは、どもこもならん。

そしてさらに佐藤さんの話では「核燃料の再処理は爆発の危険が高い」というからいよいよヤバイ。

しかも一旦事故を起こしたら、再処理工場での被害はフクシマレベルではないらしい。

もういい加減、「もんじゅ」は止めてちょうだいよ!!

って話だろうと、常識人なら思うはずだ。

だけど、この国の政治家ってば、揃いも揃って非常識な連中ばかりだからなぁ、、、

原子力ムラの皆さんのおかげで、あたまがクラクラしてくるきょうこのごろのおぢなのでござる。