おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

升添さんは粘り腰、甘利さんは逮捕もできない、嗚呼ニッポン国!!

2016年06月15日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス14度。

どんより曇り空のお天気で、そよそよ風が吹いております。

午前中はこんなお天気で、午後から晴れるのだとか。

明日はまた雨だそうな。

そんなことですから、きょうは薪割りに精出すことにいたします。

さて、

呆れるばかりの東京都知事、升添要一さんでしたが、いよいよ進退極まったようだ。

きのうの東京都議会についてはきょうの朝日新聞電子版が詳しく書いておる。

議員運営委員会では、与党・公明党や野党・共産党、民進党などが合わせて7本の不信任決議案を提出したとか。

世間の空気を察知し、与党・自民党もここへきて幕引きを決断。

辞任するよう升添さんを説得したそうだけどこれが不発に終わる。

ようやく夜になって、説得はムリだとして自民党も不信任案を提出することにしたそうな。

だけど今度は、都議会議長(自民党です)が乗り出して升添さんに再度辞任を求めたそうだ。

あくまで自民党は辞任にこだわったわけだ。

この自民党の議長さんにも升添さんは驚異の粘り腰をみせ、辞任は「応じられない」と拒否したそうな。

その数時間後、升添さんは議院運営委員会に出席し、陳謝したうえで、「しがみつくわけではないが、夏のリオデジャネイロ五輪・パラリンピックを前に都政が混乱する」とか申して、さらに粘るのだ。

どっからどうみても、完全に「しがみついておる」のに、こうのたまうところが凄いですわ。

世間常識では計り知れない人なのです。

ご本人はリオ五輪にこだわって、ずるずるしがみついておるようだけけど、これもわけわからん。

一方の自民党も、不信任案を提出すれば、升添さんがこれに対抗して「議会解散」という手段に出たらたいした困る。

なにせ常識では計り知れない人だからあり得るね。

そりゃそうだ。

升添さんをこれまで散々支援してきたのは与党である自民党と公明党だ。

もし議会解散となったら、都民から総スカンとなるのは自公ですから、都議会議員選挙での惨敗は目に見える。

だからこそ自民党はなんとか辞任で、ことを収めたい。

すぐそこまで迫った参院選への影響も抑えたい。

思い起こせば、2014年に行われた都知事選で、升添さんは211万票も獲得してご当選いたしました。

すっかり騙された211万票の東京都民の皆々さま、ご苦労さまでござった。

しかし考えてみれば、このアンポンタンは1991年に北海道知事選に出る可能性もあったね。

覚えておりますか?

なんでも白老町に別荘があって、住民票を移すって話もあったけど、当時の現職横路さんには勝てないと断念したのだそうな。

北海道知事でなくてよかったですわ。

それにしてもニッポンの政治家、どうなっておるの?

都議会が大騒ぎしておるさなか、甘利さんが大臣室で現金50万円を受け取ったこと、すっかりなかったことになりそうですわ。

現金を甘利さんに渡したという一色武さんは6月16日号の週刊文春で、「甘利氏と私を逮捕せよ」っていってるのに…

大臣室でのカネのやり取りについては検察での取り調べでも、おかしなことになっておる。

一色さんによると「検察官が、どういう趣旨でカネを(甘利さんに)渡したのか聞かれたので私は『お礼です』と答えました」そうだ。

しかし調書には「お礼」であることが書かれていなかったというのです。

言ってもいないことを書くこともあると言われる「調書」なのに、言ってることを書かないってどうなのよ???

しかも一色さんには「マスコミにはしゃべるな」といいつつ、マスコミに都合のいい情報をリークし、各紙は「不起訴へ」と書いたという。

都知事の腐れぶりにも呆れますが、検察にもすっかり腐れておりまする。

升添さんは異常な粘り腰、甘利さんは現金を大臣室で受け取っても不起訴だ。

きのうも書きましたけど、今回の参院選の争点は「憲法改正」だ。

ですけど、自民党の公約ではパンフレットの一番最後にわずか6行書いてあるのみ。

不正に誤魔化し、デタラメに目くらまし、あっちもこっちも政治家も権力もやってることが酷いです。

国民はも少し賢くならんとヤバいと思うけどなぁ、、、