おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

EU離脱は「衆愚政治」のなせる業

2016年06月30日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス11度。

きょうもお天気は晴れで、そよ風の吹く清々しい朝でござる。

そしてきのうも暑い一日でしたわ。

湿度が低いので、暑いは暑いけどスカッとはしておりました。

そこが本州とは大きく違うところでしょうかね。

それでも日差しが強くて痛いほど。

山や海はとりわけ紫外線が強いことになっておる。

ジリジリ照りつける太陽の下で、じーさんがムリに作業して倒れたら、周りが大迷惑ってことでもある。

そんなことで、きのう日中は室内で静かに仕事に勤しんでおりましたけど、それにしても暑かったなぁ~

きょうも良いお天気、果たしてどんな一日になるんだろか?

さて、

東京都知事選に自民党の小池百合子さんがご出馬だそうな。

さっぱり相談を受けていない自民党東京都連はプンプンに怒っておるという。

そりゃそうだ。

「勝てるタマ」と誰しも思っておるアイドルグループ「嵐」の櫻井君のパパを差し置いての立候補表明だからねぇ。

立候補を固辞しておる櫻井パパだって、最後は安倍総理に口説かれたら、元官僚としては断れないところ。

それでもなお断る口実が、自民党の身内から出てきたわけだから、安倍総理以下、すっかり出ばなをくじかれた感じでしょうか。

そういう意味で、今回の小池百合子さんの立候補表明はなかなかにしたたかだ。

先週号の週刊文春が現時点で都知事にふさわしいのはだれかと読者1300人にアンケート調査をしております。

これによると1位が橋本徹263票、2位に櫻井俊169票、3位蓮舫133票、そして4位に小池百合子と東国原英夫がともに86票じゃ。

上位3人の出馬が無くなるとすれば、小池さん急浮上という構図ですわ。

小池さんが早々と出馬表明したことによって、櫻井さんの目は消えかかり、「強敵はいなくなる」と踏んだ立候補ってことか?

やるなぁ~ 小池さんってば!!

もっとも、自民党のことですから陰で糸引いてるお方がどこぞにいるんだろ。

知事候補を巡るこうした自民党内のゴタゴタは、はた目にはたいした面白い。

とはいえ都民不在のドタバタ劇ではどもこもならん。

これで野党が統一候補を出すことができれば、面白い選挙になるわけですけど、さて、、、

話は変わりますが、

今回EU離脱を巡って、イギリスの国民投票で明らかになったのは、いわゆる「衆愚政治」だという。

衆愚政治とは「多数の愚民による政治」、つまりは知的レベルの低い低所得者による誤った判断ってことにでもなるのだろう。

英国民のかなりの数が今回の離脱という結果を「後悔」しておるところを見ると、どうやらその通りらしい。

EU離脱を支持した英国の「愚民」の皆さんと、アメリカ大統領候補のトランプ氏への支持層は相通じるところがあるそうだ。

米誌「アトランティック」は「英国の離脱支持層とトランプ氏支持層に多い人の特徴として、(1)年齢が高い(2)大学教育を受けていない(3)エリートへの不信感(4)外国人嫌い(5)懐古主義的などの点で重なると指摘する記事」を掲載したそうな。

トランプ氏は「米国民も独立を宣言する」と追い風にしたいようだけど、逆風になる可能性もでてきておる。

冷静に考えれば、トランプ氏のいう「メキシコとの国境に壁を築く」とか「移民を追い出す」とかいう乱暴な発言は、そもそもアメリカの成りたちを否定するもの。

実際、移民がいたから大きく成長してきたのがイギリスでありアメリカじゃんって話なのだ。

とはいえ、米大統領選はトランプVSヒラリーってことで、チョー不人気同士の対決だ。

悪いけど、「目くそVS鼻くそ」対決でござる。

そうはいっても世界一の経済大国アメリカの大統領ですから、衆愚に選ばれたアンポンタン大統領ではたいした困る。

ここはなんとか、ましな方のヒラリーさんでお願いしたいもんだと思う今日この頃なのでござる。