おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「週刊文春・新谷編集長に聞く」が面白い!!

2016年06月20日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス14度。

つい先ほどから雷を伴った土砂降りの豪雨でござる。

きょうは最高気温も20度止まりだそうな。

などと書いておったら、小降りになってまいりました。

ホッといたします。

きのうの日曜日、これは久々に終日良い天気でござった。

そこで薪割りに精を出しましたです。

薪割りは、今月5日にスタートし、6日、7日、10日、15日、きのう19日とこれまで6日間の作業でした。

下の写真は5日朝の状況じゃ。

ずいぶんと減ったんもんです。

雨で3日間作業が空いたので、体のあちこちが痛くなるかと思いましたが、夕方ジムでストレッチしたのがよかったのでしょう。

体がギシギシすることもなく、爽やかな朝を迎えております。

薪割りはこの先、まだ何日も続くのです。

しんどいけど、ガンバルぅ~

さて、

ヤフーニュースに掲載された「弁護士ドットコム」の記事、「『リスクを恐れず、訴訟で負けない記事を作る』週刊文春・新谷編集長に聞く」が面白い

弁護士ドットコムだけに訴訟対策中心の記事がなんとも新鮮です。

記事では編集長が「週刊文春に関しては『訴訟そのものを恐れる必要はない』と現場に伝えています」というから頼もしい。

こういう編集長の下で次々スクープが生まれるのですなぁ、、、

「ただし、その代わり、絶対に裁判で負けない記事を書かなければいけません。記事を作成する段階で、もし書かれた相手から訴えられても勝つことができるかを考えます」だそうだ。

その入念なチェックは「記事のリーガルチェックのために、ちょっとでも危ないと思ったら、必ず顧問弁護士に原稿を読んでもらいますね。弁護士のアドバイスには基本的に全部従います」という。

しっかりした裏付けを取る一方、弁護士のアドバイスに従うあたりが訴訟に勝つ秘訣でしょうかね。

週刊誌が裁判で負ける多くのケースは、「取材源を守って、取材元を明らかにできない」場合が多いといわれておる。

「取材源の秘匿」、つまりは取材源を守ることは週刊誌のみならず、テレビ・新聞でもメディアとしての信頼を継続するためには「必須」ってことでござる。

この記事には、そのほかの具体例がたくさん書かれておってまことに興味深いです。

自民党から2013年の参院選に出馬しようとしていた田島美和さんが、過去に暴力団関係者と男女関係にあったと報じた記事(同年5月16日号他)。

2012年、巨人軍の原辰徳監督(当時)が過去の女性関係をめぐり、元暴力団員に1億円を要求されて支払ったと報じた件。

いずれも興味深いです。

また下刊でも編集長は、他のメディアについてこう申しておる。

「リスクを伴う調査報道が割に合わないと考えるメディアが多くなってきているのは、間違いない事実ですね。頭で考えた企画であれば、そこまでリスクも大きくないでしょうし、当局が発表した裏付けのある情報をベースにするのであれば、リスクもないですよね」。

軽く他のメディアを揶揄しておるのです。

そしてさらにこう続けておる。

「週刊文春という雑誌は、昔からスクープ力が一番大きな武器だと考えてきたし、よそが真似しようと思ってもすぐにはできないものです。そこを徹底的に磨き上げていこうと考えて、これまでやってきました」

「安心安全な企画モノばかりやっていると、なかなか対応できなくなってしまいます。我々はそちらの道に行くべきではない、うちしかできないことをとことん突きつめようと考えています」とまことに頼もしいのです。

報道の自由度ランキングが下がり続けるニッポン国で、週刊文春の取材力とリスクを恐れない姿勢に深く敬意を表します。

不倫スキャンダルも公人ならジャンジャン報道すべきでしょう。

とはいえ、もっと書かねばならんのは政治スキャンダルだ。

なにせ、テレビも新聞も調査報道が少ないことったら、もう、、、

NHKスペシャルは健闘しておりますけど、「政府が右といったら右」というトップが居座っておっておるのでは、現場は委縮する。

甘利明・前経済再生担当相の大臣室での現金授受という文春の大スクープが、よりによって検察に握りつぶされたってのはニッポン国民としてはらわた煮えくり返る思いじゃ。

ときの政権に媚びへつらい社会正義が実現できないのなら、検察官の「秋霜烈日バッジ」が泣くというものです。

ついでながら、秋霜烈日バッジとは「秋の霜と夏の厳しい日差し」を表すそうな。

その意味とは「刑罰・権威・節操・意志などが厳しく、また、厳かなことのたとえと言われ、厳正な検察官の職務とその理想像を示している」とか。

「厳正な検察官の職務とその理想像」いずこへ消えたのか、お教えくださいな検察庁の皆さまよ!!

みんな揃って「右へならへ」のニッポン国、おぢはたいした気持ちが悪い。

だから当ブログ、なんとしても書き続けるのでござる。

しつこくてスマンね!!