午前8時30分の気温はプラス16度。
今朝も曇り空でござる。
今年の6月は日差しの少ない変なお天気が続いております。
いつもなら1年で一番いい陽気といわれる6月の北海道ですが、今年は趣が違う。
そんなことで、お天気屋のおぢ、きのう夜から体調がよろしくない。
昨夜は風邪薬を服用して午後8時半に氷枕とともに就寝。
今朝は午前7時半まで寝ておりました。
風邪かなぁ???
さて、
参院選は与党が過半数をうかがう様相だそうな。
安倍総理は「アベノミクスの成果を問う」選挙という。
おぢにはわけがわかりません。
そもそもアベノミクスの1本目の矢である「財政出動」は従来型の公共工事に過ぎません。
2本目の「金融」は、とうとうマイナス金利にするほど日銀は緩めなきゃならん状態。
有効求人倍率が上がったのは、団塊の世代を含めた高齢者の大量退職で説明がつくじゃんって話。
そして3本目の矢はいつまで立っても出てこない。
作家で、ファンドマネージャーの藤原敬之さんは週刊現代7月2日号の「カネ学入門」で、アベノミクスが始まって円安になった理由について以下のように書いておる。
「アベノミクスは自民党が民主党から政権を奪還してから始まった。米国はあまりに酷い民主党政権にほとほと愛想が尽きていた。それで、自民党に政権が戻ったときサポートする〝意志〟を米国政府は固め、円安を容認した」
自民党をサポートするため米国は円安を容認したわけだ。
なるほどだねぇ、、、
そのアメリカの意思がいまも続いているかというと、そうではないという。
「米国は日本がその円安期間を利用して安倍政権がいう3本目の矢、規制緩和や構造改革をやることを期待していた。しかしそれが全く進まないのを見て諦めた」のだそうだ。
そして、「もう円安容認の意思はアメリカ政府にはない」そうだ。
つまり、この先はジャンジャン円高となる見通しってことでござる。
また、安倍晋三が大嫌いな元経産官僚の古賀茂明さんも、同じ週刊現代「官々諤々」で3本目の矢について以下のように述べておる。
「アベノミクスの第三の矢、すなわち『成長戦略』が欠如していることは論議されていない」と批判しておる。
具体的には、いま世界では自動車の熾烈なZEV(Zero Emisson Vehicle 排ガスのない無公害車)の開発競争が繰り広げられておるそうだ。
それを動かしておるのが自動車販売台数1位と2位の中国とアメリカの高度な排ガス規制。
ここで問題なのは,我がニッポン国を代表する自動車メーカートヨタが誇るプリウスのハイブリッドは「遅れた技術」として2018年の新規制でZEVの対象から外されるというのだ。
アメリカも中国もこの「排ガスのない無公害車」を「成長戦略」の柱としておるということ。
世界の次世代自動車戦争を制することを目指しておるという。
世界の流れが成長戦略の中でZEVに向かう中、それこそ第3の矢が出てこないニッポン国は取り残されるのではないかと古賀さんは危惧しておる。
財政出動と金融緩和だけというアベノミクス、これのどこをどう判断すると与党が過半数になるのか、おぢにはニッポン人のメンタルがさっぱり判りませんです、ハイ!!