午前6時の気温はプラス13度。
雲がかなり低く垂れこめ、小雨がそぼ降る朝でござる。
などと書いておったら、次第に雨脚が早くなってあっという間に本降り、土砂降りに。
きのうまでは弱い雨と聞いておったけど、きょうになったら、「ところにより雷を伴って激しい雨」だとか…
大気が不安定だそうで、草刈りも薪割りもメドが立ちません。
こんニャロ~!!
さて、
「福島の子どもたちをご支援くださる皆さま」という手紙が、「フクシマの子どもたちを守る会」の山口たか理事長から届いた。
山口さんはかつて生活クラブ生協の札幌市議会議員をしておった方で、おぢとは旧知の仲でござる。
守る会は3.11の福島第一原発事故以降に設立されたもの。
毎年夏休みに福島県や近隣県の子どもたちを北海道に招いて、きれいな空気の中で保養してもらっておる。
これまで計14回、400人を超える親子が参加したという。
札幌のほか、ご当地羊蹄山ろくでも企業や近隣町などの支援を受け、長期滞在するのです。
福島からやって来た母親は口を揃えてこう言うそうです。
「福島では、原発や放射能のことはすでにタブー」
「放射能の不安を話すと『まだそんなこと言ってるのか、神経質すぎる』と批判される」のだそうな。
だから誰にも何も言えず保養にやって来るのだという。
子どもたちの多くは、外遊びや水遊びを制限されているから、北海道では自然の中で伸び伸びと過ごすことができるとたいした喜んでおる。
そして、子どもが寝静まった夜中に母親たちの「ママ会」が開かれる。
そこでは福島ではけっして口に出せないことを夜ふけまで喋り続けるのだそうだ。
5月10日栃木県の小学校で給食のタケノコから234ベクレルのセシウム137が検出されたという。
福島県内には今も放射線管理区域以上のセシウム137が観測される場所もあるとか。
こういう場所で生活しなければならない子どもたちと、地元でけっして本音を話せない母親たちの気持ちがやるせない。
事故から6年目、福島県では今年2月時点で166人(去年11月より14人増えた)の子どもたちが、甲状腺ガン(ガンの疑いを含む)と診断されておるという。
福島県県民健康調査委員会はこれまで、原発事故と小児ガンについて「因果関係は考えられない」としてきたそうですが現在は「因果関係は考えにくい」と微妙に表現を変えてきておるそうだ。
この5月札幌で開かれた「こどもたちを放射線障害から守る全国小児科医の集い」では、国際環境疫学会が福島での甲状腺ガンを「異常多発」として健康障害が進んでいることを認めたと発表されたそうだ。
札幌にも現在1100人を超える福島県民が自主避難しておるという。
フクシマの事故は、何も終わってはおりません。