更新が遅れました。
午前10時の気温はプラス9度、ときおり風と共に雨が降ってきます。
予報によるときょうのご当地、曇り時々雨のお天気で夕方まで雷を伴うそうな。
最高気温は12度まであるそうで、もし晴れ間があれば、外で作業ができるのも、今日が今年最後なのかもしれません。
あすは日中の最高気温がプラス5度の予想です。
さて、
みずほフィナンシャルグループは13日、「構造改革」を発表したと日経新聞は伝えておる。
みずほ銀行は2000年当時、世界最大にして世界初の1兆ドル金融グループと言われた、ニッポンを代表する「メガバンク」でござる。
「構造改革」との発表を、日経はそのまんま掲載しておるけど、これってリストラだろ。
今年3月末時点で7万9000人いる従業員を、1万9000人減らして6万人にするというから「大規模リストラ」に違いない。
銀行の拠点も、約500から約400に減らすそうだ。
理由は、当たり前だけど業績の不振です。
一般的には、銀行を取り巻く環境が悪化しておるため。
「人口減少」や「フィンティック」と呼ばれる仮想通貨やロボットによるアドバイス「ロボアドバイザー」の台頭、そして「マイナス金利」が原因らしい。
決済や送金といった「伝統的銀行業務」も、新しい参加者に侵食されておるという。
おぢなんかでも、決済や送金はほぼネット上で済ませる。
カネを引き出すのもATMで済むから、一般庶民はそもそも銀行に行くことがなくなった。
この日発表した、みずほ銀行の今年4~9月期連結決算は昨年比で12%減少というから、相当ひどい。
でもってこうした厳しい現状は、メガバンクだけのことではないらしい。
全国の銀行でも同様のケースが増えておるそうだ。
北海道では来年1月に札幌信金と北海信金、小樽信金が合併し、「しんきん北海道」が発足するそうだ。
これにより、道内初の預金量1兆円を超える「メガ信金」が誕生するのだそうな。
全国規模で言うと、33番目の規模だそうです。
合併する理由は「人口減少、地方経済の低迷、金利競争の3重苦」だ。
そんな中、日経平均株価は約25年ぶりにバブル崩壊後の戻り高値を記録しておる。
株価は10月24日、57年ぶりに「16連騰」もしたわけで、なんだか凄いことになっておる。
日経平均は25年ぶりの高値を記録したとか申しておるわりに、足元ではメガバンクを筆頭に銀行は大リストラだ。
金融関係がこんなにも大不調なのに、なんで株価が上がるのよ? って話にもなる。
庶民感覚でも景気がいいなどという話はサッパリ聞きません。
だから「誰がニッポン株を買ってるんだろ?」と不思議な気がしてますわ。
で、どうやら買っておるのは外国人投資家と日銀らしいです。
日銀はETF(指数連動型上場株式投信)を16兆円買って、そこに社債を加えるとトータル20兆円も買っているのだそうな。
また、ニッポン株の売買は、外国人投資家が7割を占めるそうだ。
株価が高いのは結構だけど、これまで買い続けておる日銀も、将来はこれを売らないとならん。
株をいつまでも買い続けるわけにいきませんからね。
でもって、現在の「異次元緩和の出口戦略」を探らねばならず、買ったもんは売らんきゃならん。
ところがこうなると日銀が「出口戦略」と口に出したとたん、株価は暴落ですわ。
株価の上昇はアベノミクスの成果だそうだけど、「砂上の楼閣」のような気もしますけど、どうだろ???