おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「令和」って…いまさらだれも文句言えませんけど、あえて申しておきましょう

2019年04月02日 | Weblog

午前5時20分です。

気温はマイナス4度。

あたりはすっかり一面の銀世界に逆戻り。

再び雪も降り出しておる。 

きょうはあれこれ用事があって、スキーには行けません。

タイミングが合いませんなぁ~

さて、

新元号が「令和」だそうな。

世間の皆さん、その6割が「令和」を寿い(ことほい)でおるそうだ。

世間は「さよなら平成」「こんにちは令和」キャンペーンで、すっかりご祝儀ムードなのだとか。

そうなると、ここはしっかり「斜めから見ておく」のがおぢ流だ。

まずはなんといっても「令」でしょう。

「冷たい」という字の「つくり」だから、語感からして寒々する印象はぬぐえない。

しかも「命令」「号令」の令でもある。

上から目線で、和を命令されたり、号令されてもねぇ、、、、

由来は万葉集の「令月」だそうで、これは「めでたい月」だそうだけど、現代ニッポンで「令」にめでたいイメージはありません。

発音はどうなんだろ?

どうやら「れい」にアクセントがあるらしい。

菅官房長官はそう読んだ。

NHKアナウンサーもそう読んでおった。

ただし、「へいせい」と同じようにフラットに「れいわ」とも読める。

どっちでもいいのだろう。

「令」は雨を「冠」にすると「零」だ。

十とか、百とか、千とか、万ならいいようないもしますけど…零です。

零は100回をかけても零なのだ。

NHKによると「万和」も候補だったとか…

ほかに「英弘(えいこう)」「広至」「万保」というのもあったとか。

浅学非才なおぢには、「令和」に人気が集まる感じがまるでしませんけど…

2ちゃんねるには「南極令和基地」とあって、昭和基地より明らかに寒そう、夫婦して笑っちゃいました。

同じく2ちゃんねるには「2020年代の日本は陰鬱な時代になるから時代に相応しいとは言える」にもフムフムだ。

「ご令息」に「ご令嬢」って使い方もある。

これもちょうとお高くとまった感じで、庶民としてはフンって感じ。

さらに、令和18年は「R18」成人向け映画につながって、この年に生まれる方はご苦労様、いじめられないか心配だ。

テレビでは評論家の皆さんこぞって「令和」を褒めあげる。

そりゃもう決まったことですから「だ~れも悪くはいいませんし、言えるはずもない」ってことで寿ぐしかない。

そんなこんなで、申し訳ないけど我が家は午後から「令和でもうお腹いっぱい」になった。

平成は「平静」にもつながり、字面は穏やかな印象だったけど、零度や命令にも通じる「令和」寒々感が満載だ。

AP通信は「中国古典用いた伝統破る」という見出し。

だけど、「漢詩に万葉集の元となる詩がある」という話が、すでに中国文学者たちから指摘されているとも。

安倍政権は支持層である日本会議など極右の意向に配慮して「中国ではなく、国書に典拠を持つ元号にこだわった」とみられる。

だけど、こうした政治的効果を優先したせいで「学術的検証が不十分」だったとか。

本当にそうなら、かなり残念なお笑い「令和」でもある。

また安倍総理の「イタコ」、評論家の田崎史郎はモーニングショーでこう語った。

有識者9人による「元号に関する懇談会」についても「最後に誘導はある」とか。

ここらあたりどうやら選考の本質だろか?

そんなこんな5月1日の「令和元年」、どんなことになるのでしょう…

10%への消費増税で景気が冷え込む「令和元年」にならんよう祈るばかりです。