おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

“日の丸液晶連合”に税金2750億円も投入したけど、“中華液晶連合”傘下になったお粗末

2019年04月26日 | Weblog

数少ない読者の皆さま、おはようございます。

午前6時の気温はプラス3度で、どんより今にも降り出しそうなお天気です。

予報によると、きょうの最高気温はプラス9度で午後から雨または雪だそうな。

雨はいいけど、雪とはねぇ~

あすの朝まで雪か雨だそうですから、季節はすっかり逆戻りなのだ。

今夜からあすにかけては峠越えなどは積雪の恐れもあるってことで注意が必要です。

お隣のサクラもほころんできたというのにさ!!

さて、

ニッポンの官製ファンドが税金2000億円を投じてできた「ジャパンディスプレイ」という会社があるそうだ。

これは経済産業省が主導して2012年に日立製作所と東芝、ソニーの液晶部門を統合してできた会社だ。

ソニーの液晶部門には過去に買収した三洋電機とエプソンの液晶事業も入っているという。

ようするに、ニッポンを代表する企業5社による“日の丸液晶連合”がジャパンディスプレイなのだ。

液晶の「山本五十六連合艦隊」みたいなもんだから、なんだか凄い感じもする。

だけど、なんで連合したかというと、単独では競争力を失っていたからだそうな。

なんのことはない、消えてなくなるはずの企業を、寄り合い寄帯にして救済しようというのがジャパンディスプレイだ。

そこに2000億円の税金が投入されたわけ。

もう少し噛み砕けば“ゾンビ事業の救済”に多額の税金が投入されたわけ。

その挙句、これが大失敗、結果、台湾と中国の「台中連合」の傘下に入るのだという。

2000億円の税金は発足時に投入されたカネで、追加融資が750億円もあって、総額2750億円もの税金が投入されたわけ。

そもそもがゾンビで、ここにお役所・経産省が関与して、結果、“日の丸液晶連合”は“中華液晶連合”の軍門に下ったというお粗末なのだ。

中国のスマホメーカーからの注文が激減し、減産処理した際には、経産省からは「アベノミクスの失敗のように見える施策は困る」と圧力がかかったそうな。

従業員の雇用は守られたか知らんけど、3000億円近い税金が投入されて、結果、外国企業に乗っ取られるって、どうよ???

ヒデー話だなぁ~