おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

自国第一、なんでもかんでも「deal(ディール)」(取引)のトランプに振り回される世界経済

2019年06月01日 | Weblog

早起きした午前5時です。

気温はプラス10度。

いまは青空がのぞいており、そよそよ風も吹いておる。

そんなきのうは午後からはしとしと雨でした。

湿気も多くて、寒いので、またまたストーブに火を入れたのでした。

まるで梅雨ですわ。

そんなこんなできょうから6月、梅雨のない北海道、本来なら爽やかな日々になるはずですが、どうなんだろ???

ここ数年は、寒くてじめじめした「エゾ梅雨」がすっかり定着したみたいだ。

かつて6月といえば「北海道は梅雨のない爽やかさ」がウリでしたけど…

さて、

アメリカ大統領トランプさんですわ。

メキシコに対して、不法移民対策しなけりゃ関税を最大25%に引き上げるとか申したそうだ。

30日、トランプさんはお得意のツイッターで「不法移民の問題が解決されるまで、関税は徐々に増える」と述べたそうな。

不法移民対策をしないと、関税を上げるとメキシコ政府を脅しておる。

トランプさんお得意のディール(取引)らしい。

関税を人質に不法移民対策を迫るって、なんだかおかしくはないか?

おかげさんで、このツイートを受けて、きのうの日経平均株価は急落した。

メキシコにはニッポンの自動車メーカーの工場がたくさんあるからだ。

トヨタ自動車のおひざ元、中日新聞も「メキシコで事業展開するトヨタ自動車や日産自動車など自動車大手を中心に日本企業にも大きな影響がありそうだ」と伝えておる。

この発表で、外国為替市場ではメキシコ通貨がドルに対して急落した。

円高も進んで、日経平均株価もダブルパンチで続落した。

アメリカの自国第一主義のおかげさんで、ニッポン経済もアジャパーになりかねん。

投信関係者は「米国のメキシコ関税はネガティブサプライズだ」としておる。

米中貿易戦争では、中国のファーウェイをターゲットに、双方が関税引き上げの「チキンレース」の真っ最中だ。

中国は、アメリカに対してレアアース(希土類)輸出制限の計画を準備しておるとか。

また、アメリカが「一度妥結したメキシコを再度攻撃したことから、どこの国に対しても強硬姿勢で臨むことが確認された。先送りとなった日米交渉も急変する可能性が懸念される」というから尋常ではない。

トランプ政権は5月に一部の中国製品への関税率を10%から25%に引き上げると発表した。

これに対して中国はきょうから米製品への報復関税を発動しておる。

米中貿易戦争に止まらず、メキシコともドンパチ始めたのが、「アメリカファースト」のトランプ政権だ。

自国のことだけしか考えないアメリカ大統領、なんだかんだ、安倍さんが大べんちゃら大会開いたけど、ニッポンなど二の次、三の次らしい。。

しかも、なんでもかんでもディールなのだ。

「脅し」と「取引」ばっか、外交も何も、ないに等しいような気がするのはおぢだけかね?

おかげさんでニューヨーク株式も急落中で、アメリカ国内も消費マインドが冷え込んできたそうだ。

米ミシガン大は「消費者心理はなお非常に好ましい水準だが、5月の最後の2週間で著しく損なわれた」とブルームバーグも伝えておる。

自国ファーストもいい加減にして、あれやこれやの問題は、も少し知恵絞って慎重にやってほしいけど、どうよトランプさんそのあたり???