おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

実は3660万円不足、だから「不都合な報告書は、なかったことにする」by麻生太郎、二階俊博 

2019年06月12日 | Weblog

午前4時半をまわったばかりです。

なんとも目覚めが早かった。

昨夜は休肝日明けで、350ミリの缶ビールを1本、焼酎お湯割り1杯。

ここでやめておけばいいのに、グレンフィディックがあったもんだから、これをロックで2杯も呑んじゃった。

10時に就寝して、この時間に起床ですから、どうしたんだろ???

体調がいいのか悪いのか、よくわかりませんです。

さて、

よくわかんないといえば、「老後の生活費2000万円必要だ」と書かれた例の金融庁の報告書ですわ。

麻生財務大臣を筆頭に「正式な報告書としては受け取らない」と述べて受理しない考えだそうな。

そもそも、「報告書をつくれ」と指示したのは、安倍総理だ。

報告書をまとめた「金融諮問会議」は安倍総理の諮問機関なのだ。

言ってみれば安倍さんの意向に基づいた人たちがメンバーだ。

この審議会が出した結論が、政権にとって都合が悪いので「なかったことにします」って言い出したのだから呆れます。

ようは年金を巡る現状は「危機的だ」から「自助」を促したのに、それをなかったことにしますという。

理由は参院選を控えておるからという一点だ。

2007年の参院選は「歴史的惨敗」だった、理由は年金の記録漏れ問題などだ。

その2か月後に安倍さんはげりぴーの体調不良で辞任した。

だから今回の年金報告書は、なかったことにしたいって話なのだ。

バカも休み休みにしてほしい。

しかも週刊誌「女性自身」によると、この金融庁の報告書をよく読めば、2000万円ではなく、実は3660万円足りないというから口あんぐりだ。

増えたのは、住宅のリフォーム代の約465万円、健康 or 介護で0~1000万円、そして葬儀代が約195.7万円だそうな。

健康 or 介護で0~1000万円とは、将来、介護生活になったら1000万円かかりますってことだそうな。

要介護となった老後には3600万円も足りない年金って、事実上、破たんしてると申していい。

だから、「今後建設的に論議し、超党派で抜本的な解決策を見つけます」ならよくわかる。

だけど、あろうことか、この文書を受け取らないで、なかったことにしようというから、政治家として、いや人間としてどうよ??? って話なのだ。

審議会のメンバーは金融庁の以下のホームページに掲載されておる。

https://www.fsa.go.jp/news/30/singi/20190125.html

東大、京大、同志社大の教授に経済同友会や日産自動車の取締役など計18人、内閣府が今年1月末に辞令を出した。

ってことで、2月から6月までの4か月とちょっと、金融庁の役人が作ったであろう原案に即して、あれこれ数十時間も審議して出した結論がこの報告書なのだ。

漢字の読めない麻生さんは、この「報告書を読んでもいない」と安倍総理のイタコ・田崎史郎さんは太鼓判を押しておったけどね。

そもそも読んでもいないのに、「不適切」ってどうだね???

先日の国会でも安倍総理は「マクロ経済スライドに基づいて」と大声出しておった。

この「マクロ経済スライド」ってなんのことかと思ったワン。

厚労省のホームページにはこうある。

マクロ経済スライドとは、そのときの社会情勢(現役人口の減少や平均余命の伸び)に合わせて、年金の給付水準を自動的に調整する仕組みです」

これではよくわかりません、いわゆる「霞が関文学」というヤツです。

噛み砕くと、「人口が減ったり、寿命が延びたりしたら、年金の支給水準を自動的に減らす仕組み」ってこと。

ようするに「マクロ経済スライド」に基づくと、国民が長生きすると年金は少なくなるのだ。

冗談じゃない、「マクロ経済スライド」なんぞはトットと止めてくれって話になる。

こんなことでは困る。

だから、元の「積み立て方式」に戻すとか、別の方策を考えないと、ニッチモサッチモいかないところに来ているのがニッポン国の年金なのだ。

国民生活にとって重要な年金が抱える大問題を「なかったことにする」なんて、安倍政権は、前代未聞のウンコたれ政権なのだと申しておきましょう。

自民党にだって、まともな政治家は大勢いるはずだ。

おぢも堪忍袋の緒が切れた。

安倍政権、恥知らずにもほどがある!!

…と断言しておきましょう。