おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

来月から「商業捕鯨再開」って、食べたいニッポン人は大勢いるか!?

2019年06月26日 | Weblog

今朝は早く目覚めました。

ただいま午前5時40分、気温はプラス13度で無風。

少し雲のかかったお天気ですが晴れてます。

きょうは晴れで朝晩曇りのお天気、最高気温は25度だそうな。

北海道もいよいよ夏本番ですか?

今年は「エゾ梅雨」みたいなことがなくて、スカッとした日々でなんだか嬉しいです。

写真は「小樽運河」、連日、大勢の観光客で賑わっております。

東洋系の観光客ばかりです。

さて、

網走沖で行われていた「調査捕鯨」が24日で終了いたしました。

32年間続いておった調査捕鯨の歴史に幕を下ろしたそうだ。

ニッポン政府は今月30日に国際捕鯨委員会(IWC)を脱退する。

そして7月1日から商業捕鯨を再開するそうだ。

ニッポン人にとって、捕鯨は縄文時代までさかのぼるというから、古くから大切な食べ物なのでした。

おぢも子どものころは、クジラのショウガ焼きをずいぶん食べました。

昭和20年代、30年代、貧乏人にとってはお安い、おいしいタンパク源がクジラなのでした。

学校給食にも登場しました。

一方海外はどうかというと、ペリーがそもそもニッポンにやってきた理由の一つが、「捕鯨基地の確保」だった。

その当時、クジラの油は工業用の潤滑油やろうそくなどのあかりに使われておりました。

ニッポン人は、油はもちろん、骨から肉までちゃんと活用しておった。

ですが、ノルウェーなど一部を除いて、欧米では「鯨油」つまりは油を取るためだけにクジラを殺してきた歴史がある。

食文化としての捕鯨と、油を取るためだけの捕鯨、天地の差だと思うけど…

だからニッポンの歴史ある捕鯨文化について、とやかくいう国際捕鯨委員会も、捕鯨に反対するグリーンピースなどに、国内で反発があるのは良くわかる。

とはいえ、IWCを脱退してまで商業捕鯨を再開するほど、「今のニッポン人はクジラが食べたいか?」って問題だ。

「IWC脱退」で想起させるのは、昭和8年の「国際連盟 脱退」だ。

満州事変を起こした日本に対し、国際連盟は中国の統治権を承認し、日本軍の撤退を求める報告案を示した。

怒った全権大使の松岡洋右をはじめ日本代表団は国際連盟の議場から退場。

国際連盟を脱退し、これをきっかけにニッポンはどんどん戦争に向かって進んでいくことになる。

おぢにしてみたら、国際団体からの脱退って、「先行き薄気味悪い」印象なのだ。

話は戻りますけど、いまのニッポン人は、クジラが食べたくて食べたくて困るほどか? ってことだ。

商業捕鯨を再開して、どれほどのニッポン人がクジラを食べるのか?

調査捕鯨をしていた調査団の団長はこう申しておる。

「トラブルもなく調査捕鯨を終えることができほっとしている。クジラを安定して取り続けるには資源管理が大切なので、蓄積されたデータを生かして商業捕鯨を行って欲しい」

どれほど国民的なニーズがあるのか知りませんけど、国際的な批判を浴びながら、捕鯨を再開する理由がおぢにはよくわかりません。

捕鯨はニッポンの伝統的な文化ではありますが、そんなに食べたいもんでもないのが現状だろう。

国際世論に逆らって、商業捕鯨を再開するメリットがあるとは思えないおぢなのでした。

来月以降、スーパーでクジラがジャンジャン売られることになって、ばかばか売れるのか?

おぢは1回は食べるだろうけど、毎週食卓なんぞに乗らんだろ。

「IWC脱退」の意味、よくわかりませんです!!