おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「マクロ経済スライドをやめてしまうのはバカげた案だ」by安倍総理って、この人には国民目線が欠如してます

2019年06月20日 | Weblog

午前6時前です。

気温はプラス11度、晴れ間も見えますが、ほとんど白い雲に覆われてます。

予報では曇り時々晴れのお天気、場所によって雨で雷を伴うそうだ。

さて、

きのうの党首討論はご覧になりましたでしょうか?

呆れましたぁ~

共産党の志位委員長が年金伸び率を抑制する「マクロ経済スライド」を廃止すべきと、至極まっとうなことも申しました。

そしたら安倍総理はこうのたまった。

「やめてしまうのはバカげた案だ」

そもそもが厚労族の安倍さんですから、この人は厚労省の役人のいうがまま、ってことはよくわかる。

過日も書きましたけど、厚労省のホームページにはこうある。

「マクロ経済スライドとは、そのときの社会情勢(現役人口の減少や平均余命の伸び)に合わせて、年金の給付水準を自動的に調整する仕組みです」

噛み砕くと、「人口が減ったり、寿命が延びたりしたら、年金の支給水準を自動的に減らす仕組み」ってことだ。

ようするに、少子高齢化のニッポン国ですから、将来にわたって、年金がどんどん減っていくのがこのシステムだ。

だから、そんな「マクロ経済スライド」なんぞはトットと止めてくれって思うのが、フツーのニッポン人だ。

こんなもんは廃止してもらわんことには、我々年寄りはまだしも、この先、若者たちが歳をとって受け取る年金は先細るだけだ。

「マクロ経済スライド」だと、年金は先細っちゃうけど、「年金制度」そのものは維持されるってこと。

「100年安心」は、「国民生活が100年安心」なのではなくて、「年金制度が100年安心」だということなのだ。

制度は安心だけど、将来貰える年金はどんどん先細るわけ。

だから、共産党の志位委員長がいうのはごもっともなのだ。

これを「やめてしまうのはバカげた案だ」とのたまった安倍総理、厚労族というけどホントに年金についてわかっているんだろかと疑問にも思う。

年金を所管する厚労省サイドの見方はわかっているかしらんけど、「国民目線」はないに等しいからだ。

いまの若者が将来受け取るであろう年金は、この先どんどん目減りすることを容認するのが安倍さんだ。

若者たちが、こんな安倍さんを支持するという理由が、おぢにはまったく理解できません。

北方領土返還は糸口も見つからず、拉致問題は一切進展なしで、アメリカとイランとの仲介も「手ぶら帰国」だった。

どこが「外交の安倍」なのか、おぢにはさっぱりわかりません。

加えてあれだけ大騒ぎした「アベノミクス」もさっぱり。

量的緩和で預貯金の金利はないに等しく預貯金は全く増えません。

それでも安倍さんを支持するというのが今の若者だというなら、ニッポン国の先行き、いよいよ心配になるおぢなのでした。